第17回 エディタ操作の効率化
皆さんはPCで作業する際のエディタは何を使っているでしょうか。 エディタを使っている際にマウスを併用しているでしょうか。 マウスを使うことは別に悪いことではないのですが、作業効率や労力の点で問題があるかもしれません。 マウスを使っているなと思う方、今後何十年と使うことを考えるとvimを触ってみるのが良いかもしれません。 なぜvimが良いかというと効率的に作業する上での設定が最初から整っているからです。 他のエディタでそういう設定ができている方はマウスを使うようなことはないかと思いますし、vimを使う必要もないと思っています。 vimを学べば、他のエディタを使う際もvimを参考にカスタマイズできるのではないかと思います。 vimの使い方カーソル移動
vimのモード
上記のモードは聞きなれない方もいると思うので、簡単に解説します。 vimを開いた状態の事をコマンドモードと言います。 コマンドモード時は文字の入力など一般的なエディタで行われる操作ができません。 ではコマンドモード時に何をするかというと、以下のような便利な機能を使うためにあります。 たとえば5回同じ行を追加したいとします。 yy5pと打ち込むと以下のようになります。 何をしたかというと、yyを押すことにより1行目の行をコピーしています。 その後、5回コピーしたいため5を押し、最後にペースト命令であるpを押しています。 このようにコマンドモードでは通常のエディタでは実現できないような操作を可能としています。 入力モードとは一般的なエディタを開いたときのファイル編集時の画面になります。 上記画面から入力モードに移動して、ファイルを編集してみます。 iを入力します。 2行目に文字を入力します。編集が終わったらエスケープキーを押します。 文字が入力できました。 エスケープキーを押したことにより入力モードからコマンドモードに移りました。 最後に3行目から5行削除してみましょう。 5ddと入力します。 もう何となくわかりますね? 5(5回)dd(行削除)するという命令になります。 まずは上記のカーソル移動やコマンドモードと入力モードの移動をマスターしてみてください。 あまりエディタ操作が得意でないと思う方、vimを勉強してよかったと思う日がきっと来ると思います。 紹介できたらvimに関して次回以降も掲載するかもしれません。 |