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M・Uさん(♂)

『水道の歴史』

M・Uさん(♂)

先日、家の台所の水道から水漏れがあった。家庭用水道に付いているパッキンの寿命は10年とのことで、修理をお願いした。世界最古の水道は紀元前3,000年頃インダス文明のモヘンジョダロで作られた物だと言われてる。日本では戦国時代に北条氏康が小田原城下に造ったものであるそうだ。近代水道の導入は1887年の横浜で街頭に設置し供用で使われていた。蛇口が獅子の頭のデザインだったことから獅子頭共用栓と呼ばれていたが、何故獅子なのかというと、輸入したイギリスでは獅子が水の守り神だったからである。日本では龍が水の守り神であるため、しばらくは龍の形を模した同様の供用栓が作られ、龍の元となった生き物である蛇の名をとり「獅子頭共用栓」と呼ばれるようになった。専用栓が引かれ、今の形になったところで「蛇口」と呼ばれるようになったそうだ。水道の普及率は1950年に26%だったものがオイルショック時の公共投資で1978年に90%を超え、現在はは98%に上る。100%でないことが意外に思えるが、地方では地下水を汲み上げた飲用地下水を使用する地域があり、水道を整備する必要がないのだそうだ。東京は100%水道に頼っており、蛇口をひねればいつでも安全な水を飲むことが出来るのは、実は大変なことなのだと改めて実感した。