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3分間スピーチ

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S・Sさん(♀)

現在携わっている業務に就いて、ちょうど1年が経過した。配属当初は、専門用語が飛び交う現場に戸惑い、ついていくのが精一杯という状態であった。しかし、それまで二人体制で回していた業務に、私が加わることで三人体制となり、多少の余裕があった為、分からないことや記憶が曖昧な部分についても、思い出すまでの時間的な余裕があり、自分なりに業務を振り返りながら取り組むことができていた。しかし、ある時もう一人の担当者がご家族の事情により数か月の休職となり、再び二人体制となった。すると、未処理の書類が溜まり始め、ミスも発生するなど、業務がうまく回らなくなる状況に陥った。そのような中で、私は考え方を少し変えてみることにした。自分は、切羽詰まった状況にならないと甘えが出てしまう性格だと自覚していたため、むしろ今このタイミングで壁にぶつかって良かったのだと前向きに捉えるようにした。覚えきれていないことや苦手な業務をこの機会に克服できれば、必ず成長につながるはずだと信じ、気持ちを切り替えて乗り越えた。誰しも、当初は先輩に手取り足取り教えてもらえる環境にあるかもしれない。しかし、それが永遠に続くとは限らない。いざという時には自分が中心となって業務を回せるよう、日頃から意識を高く持ち、主体的に仕事に取り組むことが大切であると強く感じた一年であった。

J・Kさん(♂)

「時代はまわる」とよく言われる。たとえばファッションでは、親が若い頃に着ていた服が、令和の今になって再び流行することがある。音楽においても、昭和や平成にヒットした楽曲が再評価され、再ブレイクすることがある。かつて解散したグループが再結成される例もあり、まさに時代はめぐっていると感じる。ただし、IT業界は社訓にもあるように、常に時代をリードし、最先端を走ることが求められる業界である。しかし、そうした業界においても、過去の技術や知識が現在において活きている場面は少なくない。たとえば、今回新卒社員が合格したVBA試験は、私も20年前に取得したものであるが、いまだにExcelマクロを用いる現場は多く存在する。これから多くのことを学ぶことになるが、その一つひとつが将来に活きる意味のある学びである。だからこそ、日々の研修に真摯に取り組み、毎日を大切にしてもらいたい。

S・Mさん(♀)

私が新卒で配属されたお店での出来事。私は、先輩の近くで接客の仕方を学びながら、カウンターで事務作業をしていた。次のお客様をお呼びする準備をしていたのだが、突然、一人の男性がカウンターの前に無言で立ち、見ると手には刃物を持っていた。一瞬、何が起こっているのか理解できず、その場に立ち尽くしてしまい、まるで時間が止まったような感覚だった。すると、先輩社員が「強盗が来た時の合言葉」を発してくれ、それを受けて上司がすぐに私たちのカウンターに駆けつけ、他の社員が非常通報ボタンを押して対応した。幸い、その男性は誰も傷つけることなく立ち去り、大きな被害には至らなかった。私は、突然の出来事に恐怖と驚きで何もできず、犯人の特徴すら覚えていなかったことがずっと心に残っている。この経験を通じて訓練の大切さを身をもって学んだ。訓練は「起こるかもしれない現実」への準備だ。その準備こそが、自分や周囲の命を守る大きな力になる。地震や火災など、災害への備えにも同じで「まさか」に備えるためにも、訓練は他人事ではなく、自分ごととして真剣に取り組んでほしい。それがきっと、大切な人を守ることにつながるはずだ。

G・Hさん(♂)

私の趣味は登山だ。4年ほど前、運動不足を解消しようと思い立って始めたのだが、思いのほか続いている。昨年はおおよそ月に2回のペースで登っていた。最近はなかなか時間が取れず行けていないが、できることなら週に1回は山に登りたいと思っている。なぜここまで登山が趣味として続いているのかを考えてみると「運動不足の解消」という目的も大きいが、それ以上に「自己肯定感を得られること」が理由として大きい。早起きして目標の山に向かい、歩き出す。徐々に疲れてくると「つらいな」「今日はもう引き返そうかな」といった思いが頭をよぎるが、それでも一歩一歩足を前に出し続ければ、確実に頂上に近づいていく。そして、登頂すれば、普段は見ることのできない「絶景」というご褒美が待っている。その景色を眺めながら「やり切った」という達成感と共に「諦めずに最後までやり遂げた、凄い自分」と認める気持ち、すなわち自己肯定感が湧いてくる。この感覚が味わいたくて、私は山に登っているのだ。最近はその自己肯定感が不足しているのか、少し気持ちが弱ってきている気がする。だからこそ、そろそろタイミングを見つけて、また山に登りたいと思っている。もし日常の中で自己肯定感が足りないと感じている人がいたら、ぜひ一度、登山に挑戦してみてはいかがだろうか。

K・Uさん(♂)

私がIT業界に入って最初の配属先は金融系の情報処理センターで、顧客先に常駐するSES業務であった。そこには非常に優秀なリーダが在籍しており、業務を的確にこなすだけでなく、豊富な知識を持ち、顧客や協力会社からの信頼も厚い人物であった。しかし、そのリーダは、たった一度の重大なミスにより現場を去ることとなった。そのミスとは「本番環境における確認作業の不備」である。本来は2名体制でチェックシートに沿って作業を確認・実行すべきところ、当日はもう一人の担当者が休みで、彼が単独で対応することとなった。顧客もその状況を黙認し、チーム内にも彼に注意を促せる雰囲気はなかった。だが、そうした時にこそ事故は起こる。結果として、それまで築き上げてきた信頼は一瞬で失われ、彼は現場からの撤退という大きな損失を被った。当社では「100-1=0」という言葉がある。これは、どれだけ完璧に仕事をこなしていても、たった一つの過失が全てを台無しにするという意味であり、企業にとっては致命的になり得る。これは「個人」にも同じことが言える。どれほど日々真面目に働いていても、一度の重大なミスで信頼や評価が失われることがある。順調なときほどリスクを想定し、予見し、備えることが重要である。それは業務の重要な一部であり、責任ある社会人の基本的な姿勢でもある。当社には「インシデントチェック」という有効なツールがある。これを真剣に活用し、事故を未然に防ぐ意識を常に持って業務に臨むべきである。

G・O執行役員(♂)

ある出来事をめぐって、ニュース等で最初に報じられた情報を見たとき、私たちは無意識のうちにイメージや感情を形成してしまうことがある。先日、地域の小学校に「部外者が入り、対応した職員が怪我をした」というニュースが流れた。その第一報を聞いた時、多くの人が「物騒な世の中になった」といった印象を抱いたのではないだろうか。しかし続報が出るたびに、当初の印象とは異なる背景が見えてくることがある。関係者の人数や背景、事件の動機などが次第に明らかになっていく中で、最初に思い描いたストーリーとはまったく違った構図が浮かび上がることもあるだろう。ここで重要なのは、断片的な情報だけで判断しないことだ。もし、報道された出来事の裏に、複雑な人間関係や深刻な背景があったとしたら——。その前提によって、受け止め方や評価は大きく変わってくる。私たちは、限られた情報の中で物事を判断しがちだが、そこに「思い込み」が入り込むと、事実とは異なる結論にたどり着く危険がある。だからこそ、情報に触れる際には冷静に、そして多角的に物事を見る姿勢が求められる。先入観をできるだけ排し、真実に近づこうとする意識が、誤った判断を避ける第一歩となるだろう。

T・M部長(♂)

先日の全社会議では、各部の事業計画達成状況について発表があり、目標を達成した部門もあれば、達成できなかった部門もあったことを覚えているだろう。目標を達成するためには、まずその立て方に注意が必要である。売上目標を設定する際に重要なのは、「数字」と「期限」を明確にすることだ。たとえば「今月の売上を100万円にする」といった具体的な数値目標は、行動の指針となる。しかし、目標を掲げるだけでは不十分であり、実現のためには具体的な「行動計画」が不可欠である。100万円の売上を上げるには、単価10万円の商品であれば10件の成約が必要となる。では10件の成約を得るには何件の商談が必要か、さらにその商談を得るには何件のアポイントを取り、何人と接点を持つ必要があるのか——このように、目標を行動レベルまで細分化していくことが重要である。また、行動計画には「毎日実行できること」を組み込むのがポイントだ。たとえば「毎日2件の新規電話をかける」「週に1回、既存顧客にメールを送る」といったルーティンを設けることで、行動が習慣化され、継続的な成果につながる。そして何よりも重要なのが、進捗の「見える化」である。達成率をグラフで管理したり、目標との差を週ごとに確認することで、自分の行動と結果との関係を客観的に把握できる。また、こうした資料はそのまま上司への報告や会議での発表にも使えるため、報告資料作成に余計な時間をかける必要がなくなり、業務効率の向上にもつながる。こうして、目標達成に向けた取り組みを着実に実行していくことができるのだ。

E・M執行役員(♀)

私は、『ミステリと言う勿れ』というマンガを読んでいる。少し前にドラマ化もされたので、ご存じの方も多いかもしれない。独自の視点を持つ主人公が、人の心理や記憶に基づく推理によって事件を解決に導き、同時に関係者の感情をも解きほぐしていく――読者にもハッと気づきを与えてくれる、そんな魅力を持った作品だ。その中の一編に、ある女性刑事が登場する回があった。男性社会の現場で懸命に努力する彼女に対し、上司は「お客様体質もほどほどに」と告げる。女性刑事はそれを「指示待ち人間」「主体性がない」といった否定的な意味だと受け取り、無理を重ねてしまう。しかし、上司の真意はまったく逆だった。それは「自分は一人で戦っているわけではなく、周囲にいる人たちは仲間であり、頼ってよいのだ」というメッセージだった。このエピソードを読んで、私自身の経験が思い出された。私も一人で何とかしようとしては失敗し、そのたびに社長から「もっと周りを頼れ。一人でやるな」と言われていた。このマンガを通じて、仲間を信じ、助け合いながら仕事に取り組むことの大切さを、改めて考えさせられた。

J・Sさん(♂)

先日、カシオ社から「モフリン」という商品が発売され、瞬く間に完売したとニュースで見た。モフリンはAI機能を搭載したペット型ロボットで飼い主の接し方で400万通りの性格に成長する。ターゲットはペットが飼えない癒しを求める女性向けとのことだが、男である私もメロメロになる商品であった。昨今AI技術はいたるところに搭載され、利用しているかたも多いのではないかと思う。私も公私ともにAIの利用頻度が増えてきている。先日知り合いからChatGPTで、写真をジブリ風にアレンジできるとのことを聞き、早速、我が家で飼っている猫をアレンジしたところ、すごくいい出来になった。この時のやり取りも丁寧で、まるで人間とチャットをしているかのような文章で驚いた。味を占め、次はビックリマンチョコ風にアレンジしたのだが、その時のチャットの相手がフレンドリーなの口調で「変換するのでちょっと待っててね」とのこと。しばらく待ってもできず、何度かまだかと尋ねたが「2~3分待っててね」「5~10分待っててね」となり、しまいには「正直に言うね。変換する機能が無かったんだ」と。相手がAIであるにも関わらず少々憤りを感じた。我々の仕事もそうだが、依頼やメールを受けたら、まずすぐに第1報を入れること、全体でどれくらい時間がかかるのかを先に提示すること、可能なら途中経過も入れること、嫌な報告ほど早めにすること、等は口を酸っぱく言われるが、逆の立場になると凄くよくわかる。今一度、お客様の立場に立って、業務に励んでいきたい。ちなみにビックリマンチョコ風アレンジは、依頼の文言を変えたところ、すぐに作ることが出来たので試して欲しい。

T・Fリーダ(♂)

「コツコツと」と聞くと、地道で地味な作業を連想する人も多いかもしれない。しかし、この「コツコツ」こそが、あらゆる場面において最も大切な力の一つだと私は考える。たとえば、毎日少しずつでもスキルアップのために学び続けることや、目の前の業務を丁寧に積み重ねていくことは、一見すると地味で成果が見えにくいかもしれないが、継続することで確実に大きな成果につながっていく。スポーツ選手で言えば、日々の練習を欠かさず積み重ねることで、試合や大会で素晴らしい結果を残すことができる。それと同じように、私たちの仕事においても、お客様との些細なコミュニケーションや報告書の作成など、一見地味で誰にも気づかれないような業務が、実は非常に重要である。これらは直接売上になる訳ではないが、怠ればクレームや手戻りを招き、かえって時間や労力がかかってしまう。だからこそ、私は日々の業務においても「コツコツと」丁寧に取り組む姿勢を大切にしていきたい。