現在携わっている業務に就いて、ちょうど1年が経過した。配属当初は、専門用語が飛び交う現場に戸惑い、ついていくのが精一杯という状態であった。しかし、それまで二人体制で回していた業務に、私が加わることで三人体制となり、多少の余裕があった為、分からないことや記憶が曖昧な部分についても、思い出すまでの時間的な余裕があり、自分なりに業務を振り返りながら取り組むことができていた。しかし、ある時もう一人の担当者がご家族の事情により数か月の休職となり、再び二人体制となった。すると、未処理の書類が溜まり始め、ミスも発生するなど、業務がうまく回らなくなる状況に陥った。そのような中で、私は考え方を少し変えてみることにした。自分は、切羽詰まった状況にならないと甘えが出てしまう性格だと自覚していたため、むしろ今このタイミングで壁にぶつかって良かったのだと前向きに捉えるようにした。覚えきれていないことや苦手な業務をこの機会に克服できれば、必ず成長につながるはずだと信じ、気持ちを切り替えて乗り越えた。誰しも、当初は先輩に手取り足取り教えてもらえる環境にあるかもしれない。しかし、それが永遠に続くとは限らない。いざという時には自分が中心となって業務を回せるよう、日頃から意識を高く持ち、主体的に仕事に取り組むことが大切であると強く感じた一年であった。