TWSが全社的にボランティア活動を行うようになったきっかけは、ある社員が社長に対して「社訓にある『社会に貢献する』とは、具体的に何をしているのか?」と問いかけたことから始まった。それを契機に、現在まで10年近く継続して活動が行われている。活動内容は様々だが、私が入社して初めて参加したのは、立川市内のゴミ拾いだった。当時は午前中にISOの講習を受け、午後にボランティア活動を実施するというスケジュールで、部署ごとに指定されたエリアに移動し、その範囲内でゴミの「量」や「種類」を競いながら拾う、いわゆる“スポーツごみ拾い”として、楽しみながら参加した記憶がある。また、普段からお世話になっている立川の街に、少しでも恩返しができた良い機会だったと感じている。その後、私はボランティア推進部に所属し、立川市社会福祉協議会が主催する高齢者向けの「IT勉強会」に、サブ講師として参加する機会もあった。勉強会といっても難しいものではなく、自身のスマートフォンを使い、Wi-Fiに接続してインターネットを閲覧したり、メールを送信したりする内容だった。一見、数分で終わりそうな内容だが、実際にはログインから時間がかかったり、設定画面を開けなかったりと、1時間から1時間半ほどかけて丁寧に進めていったのを覚えている。最後に参加者の方から「ありがとう」と言われ、自分も誰かの役に立てるのだと、嬉しく思った。例えば、電車で席を譲ることや、道を尋ねられたときに足を止めて丁寧に応えることも、立派なボランティアである。これを機に、日常の中で少しだけ目配り・気配りを意識してみたい。