先日、駅の階段で逆走しながら下っている高校生の2人組を見かけた。ちょうど電車が到着し、大勢の乗客が階段を上ってくる中での逆走だったため、その2人は非常に降りづらそうにしていた。すると、半分ほど進んだところで一旦上に戻り、逆走にならない側から降りるという判断をした。この様子を見て、周囲に迷惑をかけると判断して引き返すことができる彼らは「大人」だと感じた。一方で、大人であっても強引に突破しようとしてトラブルになる人がいると聞くと、果たしてどちらが真の大人なのだろうかと考えさせられる。先日も、分別が必要なゴミ箱に別のゴミを平然と捨てる大人を見かけた。それこそ、子供でも理解できることを大人が守れないという点で、思わず呆れてしまった。ルールやマナーを守り、周囲を思いやる余裕を持つことこそ、大人であるための本質なのかもしれない。私も、そんな「真の大人」でありたい。