ここ半年ほど継続しているウォーキングの効果を実感している。始めたきっかけは健康維持であり、運動不足を補うために「まずは歩くことから」と考えた。実際に続けてみると、健康面だけでなく思いがけない効果があった。それは思考の整理である。仕事や家族のこと、今後の予定など考えることは多いが、ウォーキングをその整理の時間として活用することで頭がすっきりまとまる。特に仕事においては、研修やセミナーでの説明内容、お客様との打ち合わせ準備など重要な事項が多いが、歩きながら考えることで効率的に対応できている。電車に乗っているときよりも深く静かに言葉が整っていく感覚があり、この習慣が定着してから自然と思考が流れるようになった。さらに調べてみると、歩行は脳への血流を増やし、思考力や創造性を高めることが医学的にも裏付けられていると知った。加えて、ストレスを軽減し心を落ち着かせる効果もあるという。つまり、歩くことは体だけでなく、心と頭にも良い影響を与える行為である。現在、ウォーキングは私にとって「考える時間」「整える時間」となり、欠かせない習慣になっている。今後も継続していきたい。もし日常の中で悩みや課題を整理したいと感じたときは、その解決の糸口として「歩く時間」を持つことを勧めたい。