テイルウィンドシステム 立川市のIT求人 コンサルティング、設計、開発

3分間スピーチ

  1. Home
  2. /
  3. 3分間スピーチ
  4. /
  5. 現代の働き方と責任感

現代の働き方と責任感

T・M部長(♂)

つい数年前までは「仕事=人生」と考える人が多く、遅くまで残業したり、休日でも連絡に対応したりすることが“美徳”とされていた。しかし近年では、仕事とプライベートをきちんと分け、自分の時間を大切にする姿勢が当たり前になりつつある。これは心身の健康を守り、長く働き続けるために合理的な選択だといえるだろう。私は、この変化を時代の価値観の移り変わりだと感じている。若い世代は、与えられた業務に全力で取り組みつつ、遊びにも全力を注ぐ傾向がある。その結果、ライフワークバランスや業務効率化を重視し、仕事と私生活を切り分けることが新たな“美徳”とされるようになった。しかし、割り切ることと責任を放棄することは別問題である。仕事が終わっていなくても当然のように定時で帰る、有給取得を「権利だから」とだけ主張し仕事への責任を顧みない。そのような姿勢の人が老若男女を問わず増えているように思える。与えられた職務と権限を全うする意識を全員が持たなければ、せっかく夢や希望を抱いて入社した新入社員の意欲をも損ないかねないのではないだろうか。責任感を持って仕事に向き合うことは、組織全体の信頼を高めると同時に、自分自身の成長と誇りにもつながるのである。