最近、懇親会などで皆と会話をしていて気づいたのだが、以前に比べて未来の話をしなくなっているように思う。以前は「今後〇〇したい」「数年後には〇〇の状況になっているだろう」といった話題を、気軽に、時には熱く語り合っていた記憶がある。未来について語らなくなった背景には、便利な環境や情報が身近に整い、現状を容易に把握できるようになった反面、自分の可能性やパフォーマンスを控えめに見積もり、新しい挑戦にリスクを感じやすくなっていることがあるのかもしれない。しかし、未来の話をすることは、必ずしもそれを実現する約束ではない。むしろ、それは自分の考えを整理し、仲間に刺激を与え、組織に活力をもたらす大切なきっかけである。未来を語ることで、お互いの視野が広がり、新しい行動や協力関係が生まれる。小さなアイデアや夢の共有が、やがて大きな成果や変化につながることもあるだろう。だからこそ、私はあえて呼びかけたい。どうか、今一度立ち止まり、自分がどんな未来を思い描きたいのかを考えてほしい。そして遠慮せずに、それを声に出してほしい。未来について話をしよう。