最近、子供のスポーツチームに関わる中で嬉しい出来事があった。新しくメンバが加わり、その保護者も見守りに参加してくれるようになったのである。すると、これまで私たちが「少し危ないな」と思いつつ見過ごしていたことに、すぐ気づいて声をかけてくれたのだ。例えば、日よけ用テントの支柱が出っ張っていて子供がつまずきそうになっていたことや、ベンチの位置を動かしたほうが安全だという提案である。「これ、移動してもいいですか」と尋ねられ、私たちも「もちろん」と応じた。その瞬間、新しい視点の大切さを実感した。私たちは慣れから「大丈夫だろう」と安易に考え、危険を後回しにしていたのかもしれない。だからこそ、新たな気付きを無駄にせず、すぐ行動に移せたことが危機回避には重要であった。これは仕事においても同じで、新しいメンバや他部署からの意見をただ聞くだけで終わらせず「今すぐやってみよう」と動くことが、安全で働きやすい環境づくりやチームの成長につながるのだ。