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3分間スピーチ

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言葉はなくとも

Y・Oさん(♀)

この1ヶ月ほど、子どもが通う保育園に外国から来た女の子が在籍していた。彼女は日本語が分からず、私の子どもも英語が分からない。言葉が通じないはずなのに、在籍最終日、園長先生から「彼女が特別にプレゼントをくれた」と聞かされた。ちょうど帰るタイミングが重なり様子を見ていると、言葉はなくともボディランゲージで通じ合い、楽しそうに笑い合っている姿があった。話を聞けば、三つ編みの仕方や園の教材の遊び方を教えてあげたり、絵本を読んであげたりと、甲斐甲斐しく世話を焼いていたらしい。普段は好奇心旺盛で落ち着きがなく、人の話をあまり聞かないため「手がかかる」と思っていた。しかしこの出来事を通じて、人に譲れる優しさや友達を引っ張るリーダーシップを持ち、多くの仲間から好かれる存在へと成長していることを実感した。少し親バカかもしれないが、一人の人間として尊敬できると感じた。仕事においても、こうした存在がいることでチームの雰囲気は明るくなり、コミュニケーションが円滑になり、プロジェクトの進行もスムーズになるのではないだろうか。人への気配りや優しさを忘れず、私自身も日々取り組んでいきたい。ちなみに、彼女からのプレゼントは「ドリームキャッチャー」であった。ネイティブアメリカンに伝わるお守りで、悪夢を取り払い良い夢を運んでくれるとされている。活発な息子を守ってくれるだけでなく、この出来事そのものが私にとってのお守りにしたい。