先日、全社員研修の事務局を無事にやり遂げることができた。今回の研修準備で最も悩んだのは、「テーマをどのようにすれば全社員に分かりやすく、心に届く形で伝えられるか」という点であった。どんなに優れたテーマであっても、その“伝わり方”によって受け取り方は大きく変わる。どうすれば自分ごととして感じてもらえるかを意識し、内容構成や進行を何度も練り直した。また、今回も研修をオンライン併用で実施したため、会場とオンライン、どちらの参加者にも公平に、かつ一体感を持って参加してもらうことを重視した。温度差が生まれないよう配慮し「離れていても同じ空気を共有できる」方法を模索しながら、リハーサルを重ねた。その結果、研修のテーマが開催前から多くの社員に伝わっていたことが分かり、当日は社員がすでに高い意識を持って臨んでくれた。そのおかげで、会場とオンラインの間に大きな温度差は感じられなかった。今回の経験を通して、「伝えること」とは単なる発信ではなく、「相手の立場に立ち、想像し、寄り添うこと」であると実感した。この学びを、次回の研修はもちろん、日々の業務にも活かしていきたい。