皆は「成功体験」と聞いて、どのような出来事を思い浮かべるだろうか。私にとっての成功体験とは、新しい機能を実装したり、バグを修正できた瞬間に「以前の自分ならできなかった」と思う瞬間である。新卒の頃は分からないことだらけで「自分には向いていないのではないか」と悩むことも多かった。しかし、理解できないからといって手を止める理由にはならず、ひたすらコードを読み、意味を一行ずつ考え、それでも駄目なら周囲に質問することを繰り返した。最初は質問するだけでも勇気が必要だったが、聞けば必ずヒントを得られ、それを自分の中で整理することで、理解できる範囲が少しずつ広がっていった。あるとき、自分が修正したコードが一度で問題なく動いたことがあった。その瞬間「ちゃんと理解できているのだな」と実感し、小さなことではあるが、私にとっては大きな成功体験となった。こうした積み重ねによって徐々にできることが増え、今では分からないこともあるものの、自分で考えてプログラムを組めるようになってきた。今年から私はリーダを務めることになったが、不安がない訳ではない。それでも過去と同じように、失敗や迷いがあっても挑戦を続けていけば、いずれ成功体験が生まれ、それが次の自信へつながると信じている。