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うまくいく理由を考える

M・Nさん(♂)

私は実家の農業を手伝っており、水の管理なども任されている。この時期は田んぼに水を張り、土を露出させないことが重要である。水に浸かっていない部分には雑草が生えやすいためだ。一方、秋には水を抜いて田を乾かし、コンバインが沈まない状態に整える必要がある。また、水管理をしやすくするためには、代掻きによって田を水平に仕上げることが欠かせない。しかし、なかなか思うような仕上がりにならないため、その前段階である田起こしも丁寧に行ってきた。ところが今年、その田起こしの最後にトラクタが動けなくなるトラブルが発生した。長年手伝ってきたが、初めての経験である。表面は乾いていたものの、地中は粘土状のままであり、乾いた表面を耕した結果、四輪が空回りして田んぼから抜け出せなくなってしまった。原因は、秋から春にかけての水抜きが不十分だったことにあった。親からは以前より「水はしっかり抜いておけ」と言われていたが、その意味を十分に理解できていなかったのである。これまで私は、問題や不具合が発生した際の原因については考えてきた。しかし、なぜ普段はうまくいっているのか、その理由について深く考えることは少なかった。今回の経験を通じて、前提条件が崩れれば、普段は問題なく進められる作業でも大きな影響を受けることを実感した。仕事においても、うまくいっている理由や前提条件を正しく理解し、それらを意識しながら取り組むことで、安定した成果につなげていきたい。