これは去る8月19日にお亡くなりになった監査役との思い出話である。監査役には、情報処理勉強会の講師を務めていただいたり、その後の懇親会でお酒を酌み交わしたりと、大変お世話になった社員がほとんどではないだろうか。事業の業績や予算についても、厳しくも温かい助言をいただき、深く感謝している。数ある思い出の中でも、特に印象に残っている出来事がある。私が入社2年目くらいの頃、一つの案件が終了し、次の案件への配属が決まっていなかった時期があった。その際、監査役が取り仕切る案件で都心方面へ打合せに行くこととなったのだが、それが終わり、会社へ戻る途中で昼食の時間となったため、二人で食事をすることになった。私の自宅の最寄り駅が帰り道にあったため、監査役から「どこかオススメのお店はないか」と尋ねられた。役員をお連れする店として相当悩み抜いた末、ご案内したのは昭和時代から続く老舗の喫茶店であり、その店の看板メニューであるカレーライスであった。その店でカレーライスを食べながら、たわいのない会話を交わした。若輩者であった私に対しても、監査役は終始とても親切に接してくださり、私にとってかけがえのない時間となった。明日、明後日と、お別れの会が執り行われる。社員の皆にも、それぞれ監査役との思い出があることと思う。それぞれの思い出を胸に、感謝の気持ちを込めて、温かくお見送りをしたい。それぞれの思い出を胸に。