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3分間スピーチ

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コーチングとティーチングの違い

H・S室長(♂)

私はサッカーのコーチをしているのだが、同じくサッカーのコーチをしている社員とコーチングについての話になった。その際に「あなたがやっているのはコーチではなくティーチではないか」と言われた。この差は「自分の中にある答えを教えること」か「相手の中にある答えを導き出させること」である。サッカーでは、できる限り自分で考えさせ、気づかせることが大事であり、そのためにはティーチではなくコーチが必要である。これは仕事でも言える事で、上司が答えを与えてしまうと、部下は上司の指示待ちになり、成長しなくなってしまう。山本五十六が残した「やってみせ、言って聞かせ、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」という言葉にあるプロセスがコーチングには必要になる。そして、この名言には「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」という続きがあるのだが、これはエンパワーメントという言葉の意味に近いのではないかと思っている。エンパワーメントとは、一人一人が力をつけ自ら決定して自発的に行動していこうという考えのことである。自分もこの山本五十六の名言を意識してコーチングしていけるようにし、部下を「信じて頼ること」ができるような上司になっていきたい