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ドナー休暇制度

M・Kさん(♀)

先月の事業報告発表会で、社員満足度向上グループからとても嬉しい話を聞くことができた。ドナー休暇の制度について認可が降りたとのことだ。私は骨髄バンクのドナーに登録しており、骨髄の型が一致したことがある。誰かの命を救えるなんて!と喜んだのだが、叶わなかった。去年の春のことである。ワンオペによる障害対応での超過連勤など複数の要因が重なるタイミングでの連絡だった。骨髄の提供は合計で10日は休む必要があると知り、私は仕事を優先したのだ。医療系に勤める親からは「生半可な気持ちで登録するな、患者は生死の狭間にいる」と厳しく言われた。もし入院中の親が同じ目に遭っていたら、この言葉と同じことを思っただろう。SNSで似た話を数件見かけた。断った理由は様々だが、どの人も共通して長い間、良心の呵責に苛まれていた。私も同じく、罪悪感がとぐろを巻き続けていた。そんな中で今回の話を受け、少し気が晴れた気がした。骨髄提供には時間を要することを会社単位で認知してもらえたことがありがたい。骨髄バンクの詳細は公式サイトを見ていただくと良いが少しでも興味を抱いた人がいたら、この体験を参考にしてもらいたい。私のような人が減ること、そして何より、一人でも多くの命が救われることを願ってやまない。