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バタフライ効果

M・Nさん(♂)

九州で温帯低気圧が台風に変わったというニュースを見た。毎年のように更新される猛暑日や豪雨災害も、地球温暖化の影響とされている。これは「温室効果ガス」と呼ばれる二酸化炭素(CO₂)やメタン、フロンなどが大気中に過剰に存在することが原因だという。自分の子供の頃には、二酸化炭素の削減が必要だという認識すらなく、何気ない日常を送っていた。一方で、近年のAIの発展と普及は目覚ましい。そのAIに「効率的に搾取するには」「他人を懲らしめるには」といったネガティブな質問が投げかけられているとも聞く。真偽は定かではないが、その話を耳にして映画『ターミネーター』を思い出した。映画の中では、AIが「人間は不要」と判断し、機械が人間に攻撃を仕掛けるところから物語が始まっていたと記憶している。人間の負の側面ばかりを見せられれば、AIがそのように育ってしまうのも理解できなくはない。気候変動もAIの行く末も、結局は私たち一人ひとりの無自覚や無知の積み重ねによって形作られている。これこそ「バタフライ効果」であり、わずかな行動や選択が大きな結果をもたらすことを示しているのだ。身近なところでも、5年後・10年後の未来は、今この瞬間の自分の言動によって左右されるだろう。「知らなかった」「気づかなかった」では済まされない事態を招かないためにも、日々の小さな言動を意識し、思わぬ結果を呼び込まないようにしたい。