私は体を動かす機会は多いが、体が固いため、毎朝のラジオ体操では腰や肩がぐきっと鳴ることがよくある。これまでに四十肩も五十肩も経験しており、どちらも無理に腕を上げようとすると強い痛みが走り、腕が上がらなくなる症状だった。ちなみに「四十肩」と「五十肩」は医学的には同じ症状であり、呼び方が年齢によって異なるだけである。思い返すと、肩の不調が最もひどかったのは、ラジオ体操を行っていない職場に勤めていた時期であった。TWSでは毎朝ラジオ体操を実施しており、肩の不調がまったくないわけではないものの、腕を上げられる状態は維持できている。個人的には、ラジオ体操には確かな予防効果があると実感している。ラジオ体操には肩甲骨を大きく動かす動作が多く、肩周辺の筋肉や関節を適度に刺激する。その結果、血流の促進や可動域の維持につながり、炎症予防にも効果があるとされている。ただし、四十肩や五十肩を発症している状態で無理に行えば、症状を悪化させる恐れがあるため注意が必要だ。たった3分の体操でも、毎日続けることで健康を守る力となる。肩の違和感を感じる前にラジオ体操でしっかり肩を動かし、元気な毎日を維持していきたい。