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K・U執行役員(♂)

井の中の蛙、大海を知らず、のその先に

K・U執行役員(♂)

4月1日、TWSにも11名の新卒社員が入社してきた。今の新卒世代はコロナ世代というようだが、私の時代は一見すると個性が無く皆同じように見えることからバーコード世代と言われた。そんなバーコード世代である私達に新卒研修をしてくれた、時の副社長よりいただいた「若いうちは色々なチャレンジをして、これだけは人に負けないと言うものを作りなさい。そして井の中の蛙になりなさい」という言葉が今でも忘れられない。井の中の蛙とは、小さい世界で得意になり知識や見聞が狭いことの例えであり、あまり良い意味で使われない。それ故に何故この言葉を使うのかと不思議に思ったものだ。それから年月が過ぎてコンサルタントを志した時にも、師と仰いでいた方からも同じように「一分野に秀でるのではなく、オールラウンダーに成れるようになりなさい。しかし、その為には一分野に秀でる必要性がある。井の中の蛙になるように」と言われた。実は井の中の蛙とはその後に言葉が続き、正しくは「井の中の蛙大海を知らず、されど空の蒼さを知る」となる。小さい世界で育った故に知識も見聞も低いが、その代わり井戸の中の世界に長くいたからこそ見えるものを知っているという意味だ。つまり一つの分野に秀でることで分かることがあり、それは他の分野でも必ず役に立つ。先日、40冊目の著書「最新 個人情報保護法の基本と実務対策がよーく分かる本」を出版した。コンサルタントとなってから約20年かけて40冊の著書を出版することが出来たのは、ひとえにこの言葉があったからだろう。私も空の青さを知るべく、邁進していきたい。