作業と仕事の違いについて、考えたことがあるだろうか。一般的に「作業」には明確なゴールがあり、指示された内容をその通りにこなすことが求められる。一方、「仕事」には単に終わらせるというゴールはなく、むしろ目的や価値を自ら考え、付加価値を加えて成果として返すことが求められるものだと、私は考えている。たとえば、ニュースやネットの記事などで、会社を辞める理由として「組織との不和」が挙げられることがある。しかし、突き詰めてみると、その多くは「自分の働きが正しく評価されていない」と感じたことによる不満であることが多いように見える。だが、その人は本当に「仕事」をしていたのだろうか。ただ言われたことをこなすだけの「作業」に従事していたのではないか。周囲やチームへの配慮、全体への貢献意識が欠けてはいなかったか。そう思わずにはいられない。当然のことだが、会社という組織は単に「作業」ができる人を評価するわけではない。組織が求めているのは、周囲と連携しながら付加価値を生み出し、「仕事」として成果を返す人財である。TWS社員の皆には、どうか独りよがりな自己完結に陥ることなく、常に「付加価値を加えた仕事」を意識して、日々の業務に取り組んでもらいたいと願っている。