初任給が支給された日、私はちょうど実家に帰省していた。上京してからまだ1か月ほどしか経っていなかったが、実家の温もりや懐かしさを強く感じ、家族が出迎えてくれたこともあって、「実家のような安心感」とはこのことか、と改めて実感した。翌日には、家族を焼肉屋に連れて行き、和気あいあいと会話を楽しみながら、非常に有意義な時間を過ごすことができた。今回は、会社から「親孝行プロジェクト」として食事代の支給があったため、全額を自分で支払ったのだが、家族から「ありがとう」と感謝の言葉をもらい、自分の行動で誰かを喜ばせられたことが嬉しく、また少し大人になったような気がした。その他にも、地元の友人と飲みに行ったり、以前から欲しかったものを買ったり、普段は行かない場所に足を伸ばしてみたりと、これまでできなかったことに挑戦しながら、大人としての自覚を少しずつ深めることができた。今後は、家族や友人など、これまでお世話になった人たちに対して、少しずつでも恩返しができるよう努めていきたいと思う。