私は嫌いな人がいない。その理由は、ある方法を実践しているからだ。実は私は中学生の頃、とても嫌いな理科の先生がいた。先生が嫌いすぎて授業がまったく身に入らず、みるみるうちに理科の成績が落ちていった。心配した父に理由を聞かれ、嫌いな先生がいることを伝えると、父はこう諭した。「人にはどこか必ずいいところがあるものだ。そこを見つけて、それだけを見なさい。そうすると自然と嫌いがなくなる」私は「そんなはずはない」と思いつつも、とりあえず先生のいいところを探すことにした。しばらく観察していると、ハンカチのセンスがとてもよいこと、きちんとアイロンがかかっていて清潔なことに気が付いた。きっと奥様が素敵な人なのだろう、と想像した。奥様がハンカチを洗い、先生のためにアイロンをかけている。そう思いながら先生を見るうちに、不思議と嫌いではなくなっていった。むしろ「今日はどんなハンカチだろう」と楽しみにするようになった。嫌いな人がいると、コミュニケーションをとること自体が難しくなる。もし今、嫌いな人がいるのなら、この方法を試してみてはいかがだろうか。