年末年始の過ごし方は、家でゆっくりする人、帰省する人、旅行に出かける人など様々である。我が家は三階建てで、各フロアに一世帯ずつ、三世帯が同居している。そのため、クリスマスは一階、年末は二階、年始は三階と、時期ごとに集まるフロアを変え、家族皆でゆっくり過ごすのが恒例となっている。年始には三階に集まり、おせちを囲むが、食べ始める前に「姿勢を正し、新年の抱負を各自述べる」という父の教えを今でも受け継ぎ、新年を迎えている。また、義母の家で振る舞われたお赤飯にも強い衝撃を受けた。見た目はピンク色で大粒の豆が入っており、私が知る小豆のお赤飯とは全く異なるものであった。作り方を聞くと、もち米を食紅で色付けして炊き、甘納豆を加え、ごま塩で食べるという。北海道の一部地域では一般的なお赤飯だそうで、そこにその土地ならではの食文化を感じた。