私は恋愛リアリティーショーをよく視聴する。近年は多くの番組が配信されており、実際に視聴している方も多いのではないだろうか。一方で「人の恋愛を見て何が楽しいのか」と感じる方もいるかもしれない。しかし私は、単なるエンターテインメントとしてだけでなく、人間関係やコミュニケーションのヒントを得る場として捉えている。番組の中では、同じ意見を伝える場面であっても、言葉の選び方や伝え方ひとつで、相手の受け取り方が大きく変わる様子が描かれている。これは当然のことではあるが、感情が動く場面での言葉遣いや態度を客観的に見ることで「なぜこの伝え方はうまくいったのか」「この対応は相手を尊重している」といった点に、改めて気付かされることが多い。加えて、そこに描かれているのは恋愛だけではない。友情であったり、年齢や立場、価値観の異なる人同士の関わりなど、私たちの職場にも通じる人間関係が数多く存在している。そうしたやりとりを第三者の視点で見ることで「自分であればどのように振る舞うだろうか」と自身に問いかけ、自身のコミュニケーションや立ち居振る舞いを見直すきっかけとなる。「恋愛」という一見カジュアルな題材ではあるが、そこから得られる学びは、仕事を含めたさまざまな人間関係に活かすことができると考えている。