「時代はまわる」とよく言われる。たとえばファッションでは、親が若い頃に着ていた服が、令和の今になって再び流行することがある。音楽においても、昭和や平成にヒットした楽曲が再評価され、再ブレイクすることがある。かつて解散したグループが再結成される例もあり、まさに時代はめぐっていると感じる。ただし、IT業界は社訓にもあるように、常に時代をリードし、最先端を走ることが求められる業界である。しかし、そうした業界においても、過去の技術や知識が現在において活きている場面は少なくない。たとえば、今回新卒社員が合格したVBA試験は、私も20年前に取得したものであるが、いまだにExcelマクロを用いる現場は多く存在する。これから多くのことを学ぶことになるが、その一つひとつが将来に活きる意味のある学びである。だからこそ、日々の研修に真摯に取り組み、毎日を大切にしてもらいたい。