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楽しかった社員旅行

Y・M部長(♂)

コロナ禍以降、中止が続いていた社員旅行が、ようやく開催された。待ちに待った社員旅行である。宿泊した旅館はとても豪華で、食事も美味しく、温泉も素晴らしかった。私の家族も大満足で、本当に楽しい時間を過ごすことができた。ただ、一つだけ個人的に少し寂しく感じたことがある。それは、社員旅行と言いながらも、参加者が全社員の半数ほどだったことである。私が入社した頃は、社員旅行は毎年開催され、ほとんどの社員が参加していた。宴会ではグループごとに出し物を披露し、社長自ら手品を披露するなど、今でも鮮明に思い出せるほど楽しい時間だった。当時の私たちは、宴会の出し物で1位を取るために、早めに旅館へ集まってネタ合わせや練習をしたり、何日も前から100円ショップで小道具を買い揃えたりと、本気で準備に取り組んでいた。一見すると、ただ遊んでいるようにも見える。しかし、そのように一緒に過ごす「圧倒的な時間」があったからこそ、自然と社員同士の絆が深まり、強い信頼関係が築かれていたのだと思う。現在は当時よりさらに会社が大きくなり、社員数も増えた。その結果「顔と名前が一致しない」という社員も少なくないと聞く。そうなるとイベントにも参加しづらくなり、交流が減り、さらに関係性が希薄になるという負のスパイラルに陥ってしまうのではないかと懸念している。「人数が増えたから仕方ない」と諦めるのではなく、むしろ人数が増えた今だからこそ、昔のように本気でコミュニケーションを取る機会を増やしていく必要があるのではないだろうか。今回の社員旅行は、本当に楽しかった。だからこそ、今回参加しなかった、あるいは参加できなかった社員に、その楽しさや雰囲気をしっかり伝えていきたい。そして次回は、より多くの仲間と一緒に最高の思い出をつくれるよう、日頃から積極的に声を掛け合い、部署を超えたつながりを深めていきたい。