最近、猫好きの間で話題になっているのが、猫の慢性腎臓病に対する新薬だ。これまで「腎臓病は進行を抑えるしかない」と言われてきた猫の世界で、治療の可能性が広がりつつあると注目されている。実はこの腎臓、人間にとっても非常に重要で、しかも扱いが難しい臓器と言われている。腎臓は血液をろ過する体内の浄水場で、老廃物や余分な水分を静かに処理している。ここで思い当たるのが、仕事終わりの一杯だ。「もう一杯だけ」と言うたびに、腎臓は今日も残業になるのだ。アルコールには利尿作用があり、飲み過ぎると脱水気味になり、腎臓の負担はさらに増えるそうだ。しかも腎臓は猫と同じように我慢強く、かなり悪くなるまで不調を訴えてくれない。だからこそ、猫には新薬、私たちには飲み方の工夫が必要だと考える。お酒は適量、一緒に水を摂取することも忘れず、腎臓に「今日は定時でどうぞ」と言える生活を心がけたい。