目標を立てて管理することは、仕事においてとても重要である。だが、それと同じくらい、あるいはそれ以上に、私が日々意識しているのが「言わないようにしていること」である。些細なことのように思えるかもしれないが、職場の空気や人のやる気に大きな影響を与えるものだと感じている。まず1つ目は「どうでもいい」という言葉である。会社のためにと思って意見を出したときに、相手から「そんなのどうでもいい」と言われれば、気持ちは一気に冷めてしまう。言った本人に悪気がなくても、受け取る側にとっては大きなダメージとなる。2つ目は「知らない」である。「知らない」という言葉には様々な意味があるが、組織の中で問題が起きたときに、責任者が「そんなの知らない」と言ってしまうのは完全にアウトである。たとえ技術的に知らないことを聞かれたとしても「知らない」で終わらせず、知っていそうな人を紹介したり、今ならAIを使って調べて伝えることもできる。そうした姿勢が信頼につながると考えている。そして3つ目は「できない」である。仕事で「できない」と言ってしまうと、そこでチャンスが閉ざされてしまう。たとえ経験がなくても、売上達成が難しくても「どうすればできるか」を考えることが大切である。「言わないようにすること」は、直接的に何かを達成するためのスキルではない。だが、意識すればすぐに実行できることである。ぜひ今日から試してみてはどうだろうか。