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認識ズレを無くす

T・M執行役員(♂)

私は、お客様が保有しているシステム向けの運用保守プロジェクトに携っている。お客様とも良好な関係ができており、業務についても特に問題なく履行していたが、年に1回行うことを必須とされているシステムへの脆弱性診断を行ったところ、致命的なエラーが数件見つかった。本システムは数年前から稼働しており、また私たちが運用保守業務を始めた昨年の4月以降、何か手を入れたということは無いため、恐らく構築時から今回明らかになった脆弱性のリスクを保有したまま稼働していたと推測される。お客様もどうしたらいいのか分からず非常に困惑していた様子だったため、脆弱性改善のための対応をすることになった。しかしながら作業を進めていく上で私たち作り手側の認識と、使う側の認識に少しずつではあるがズレがあり、結果的に大きなズレとなってしまった。ビジネスである以上利益を出すことは必要だが、私はこの仕事に誇りを持っており、プロである以上、困っている人から助けを求められた際には真摯に、愛情をもって対応する必要があると思っていた。しかしその思いが強すぎて裏目となり、生き急いだ結果、うまくいかず、愛の迷惑のような捉え方をされてしまった。事後ではあるが、本件の対応に至るまでの考え方・事情を説明したところ、お客様にも理解いただくことはできたが、人対人で何かを行う以上、認識ズレの無いようにギャップを埋め、物事を進めていくことが重要であるということを再認識した。