テイルウィンドシステム 立川市のIT求人 コンサルティング、設計、開発

3分間スピーチ

  1. Home
  2. /
  3. 3分間スピーチ
  4. /
  5. 酒は憂いの玉箒(たまははき)

酒は憂いの玉箒(たまははき)

Y・M監査役(♂)

先日昔の仕事仲間と会い、盃を交わした際に思い出話で盛り上がった。お酒を飲むことを趣味としている私だが、若い頃、システム開発を行い心身ともに多忙を極めていた時期があった。ある日上司である役員に呼ばれ、部屋に行くと突然「今どんな花が咲いているか?」との質問を受けた。もちろん私の答えは「わかりません」だった。「行き帰りの通勤電車の車窓から外の景色が見えるだろう。余裕を持って仕事をしなさい。」と言われたのだが『余裕を持たないと仕事ができない』なのか、部下である私の体を気遣ってくれたのか『社会人としての常識や素養を身に付けなさい』と言われたのか、本当の意味は今でもわからない。しかし私はその上司の言葉により、今が季節的には残暑であることや二十四節気を本で調べたりと、新たな事柄を学ぶきっかけとなった。また50歳を過ぎた頃は人生で1番働いたと言える時期であり、1年以上に渡り仕事漬けの日々であった。それでも夜遅くからお酒を飲みに行くことが、ストレス解消になっていた。「酒は憂いを払う玉箒」と言うように、お酒は私の心配事や悩み事を払い去ってくれるこの上ない箒だ。波風なく順調に進むプロジェクトというものは中々ないが、計画や要員のアサインによりプロジェクトの成功は8割方スタートで決まる。仕事をこなしていくには余裕を持つこと、計画を立てること、ストレスを発散すること、この3つが必要不可欠である。皆も自分に合った箒を見つけて、仕事にあたってみてはどうだろうか。私は今夜もお酒を嗜むとしよう。