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IT業界の現状

H・O執行役員(♂)

最近の業界の動きとしては、IT子会社が親会社に取り込まれるケースが多くなっている。経費の削減・人件費の抑制のために子会社化してきた情報処理部門が、いまやDX強化に不可欠な戦略領域として再評価されているためである。銀行・商社を中心に、上場子会社をTOBによって積極的に取り込み、多額の投資を行う動きも顕著である。また、コンサルティング会社とIT会社の境界は急速に曖昧になってきている。コンサルティング会社は自前のIT子会社を設立し、IT会社は逆にコンサル事業を補強するなど、従来の枠組みを超えた競争が進んでいる。さらに、生成AIの浸透は業界構造そのものを変えつつある。コールセンター業務ではすでに20〜30%が生成AIに置き換わり、設計・プログラミングにおいても約20%がAI化されている。数年後には双方とも50%に到達すると予測されている。実際に、あるメーカーでは2万件の案件のうち30%に生成AIを活用し、利益を7.4倍に押し上げる成果を上げている。これらの変化は、もはや一部企業だけの特例ではない。業界の前提そのものが書き換わっている。そして、この流れは待ってはくれない。我が社も、この急激な変革の渦に取り残されることなく、自らの未来を主体的に切り開いていく覚悟と行動が求められているのである。