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New Shepardによる宇宙旅行

S・Tさん(♂)

皆は「宇宙旅行」と聞いて、どのようなイメージを思い浮かべるだろうか。多くの人にとっては、まだ遠い未来の娯楽に感じられるかもしれない。しかし、世界には既にその実現に向けて着実に歩みを進めている企業が存在する。その一つが、アメリカの民間企業「ブルーオリジン社」である。同社が運用するロケット「New Shepard(ニューシェパード)」は、宇宙旅行の可能性を現実のものにしつつある。New Shepardは、8月3日に有人飛行ミッション「NS-34」を実施した。これは14回目の有人飛行であり、完全自動操縦で6人のクルーを乗せていた。打ち上げからわずか3分後には無重力状態に入り、クルーたちは約3分間の無重力を体験したのち、地球に帰還した。往復わずか10分間の「宇宙旅行」である。その様子はYouTubeでリアルタイム配信され、無重力で歓喜の声を上げる様子が世界に届けられた。この体験は、私たちが「宇宙旅行」と聞いて想像するものとは少し違うかもしれない。しかし私は、このNew Shepardの挑戦こそが現代における「最も宇宙旅行に近い」取り組みだと考えている。今はまだ「宇宙旅行」と呼ぶには早いかもしれない。だが、数十年後、あるいは数百年後に宇宙旅行が身近な娯楽となった時、最初の一歩として語られるのは、このNew Shepardのミッションであるに違いない。