年末、帰りの電車は忘年会シーズンのため、いつもより混み合っていた。その中で年配の男性が大きな音を立てて倒れた時、周りは関わりたくないという嫌な空気になった。しかし近くに居た若者2人が「大丈夫ですか?」と声を掛けた途端、嫌な空気が一変し、数分後には皆手助けをしていた。新聞の記事では、男性が電車で席を譲った年配の女性に「私はまだそんな歳ではない」と断わられたそうだ。その言葉に対して男性は「レディファーストですよ」と言いニコッと笑った。話にも感動したが、そんなかっこいい対応が出来るようになりたい。
社訓にもある「コミュニケーションを取る」とはアプローチの1つである。例えば、演劇には「レペティション(repeattion)」と言う訓練がある。リベートの様に誘導したり自分の主張を通すのではなく、相手の目を見ながら話を聴き、相手の言葉を繰り返し、そして自分が伝えていく方法である。話すのが苦手な人も、人と話をするときは相手の目を見る事を意識するだけで、相手が訴えている事が分かり、それに合わせるだけで十分コミュニケーションが成り立つ。仕事でもこの方法を上手く活用していきたい。皆もコミュニケーション術の一つとして試してみてはどうだろうか。
昨年の秋からチャレンジしていることがある。娘が吹奏楽部に入った事がきっかけで講師の方々との交流が増え、月に数回だが私も楽器を習うようになった。初めての事で上達するには時間がかかるが、プライベートの充実に繋がっている。チャレンジしたいことを何か一つでも見つけてプライベートを充実する事は大切だと思うし、仕事にも良い影響になるのではないだろうか。楽器の上達を含めプライベートを充実させ、仕事への情熱や取り組み方、考え方も成長していきたい。
現在、大規模な案件に携わっており、リーダを含め数名で業務をおこなっている。以前、起きた問題点をチームで話し合った結果、何か不明点があった時は一人で解決せず、周りの有識者やマニュアル等を調べながら解決していかなければいけない、という反省点があった。私も不明点をそのままにせず、一つひとつ解決し、確実なものを作り上げていきたいと思う。