私が新卒として入社した時、入社前や入社直後は「仕事や頑張りたい」というやる気や「仕事についていけるか」等の不安が入り混じった気持ちであったが、一番は「すぐにでも会社に慣れたい」と思っていた。しかし、この「慣れる」ということ、特に「気持ちが慣れる」ことは初心から遠いものであり、新鮮な感情が必要だ。例えば、初めて行う業務はいつもより確認や説明をよく聞いて、ミスのないように気を付けるが、日々のルーティンのようになってくると確認をしなくなり、次第にミスが増えてくる。私がGNOグループのリーダだった時、GNOカレンダーを作成した。その1ページ目の言葉が「入社当時の初心を忘るべからず」であった。今でも社長室を始め、社内のいたる所で目にすることが出来るカレンダーを見て、少しでも新鮮な感情を思い出してくれたら嬉しい。今年に入り新たな業務についており、今は入社当時の「頑張りたい」というやる気が沸いている。この気持ちを何年経っても忘れることなく、新しい業務でも飛躍していきたい。