稟議書を見て思うことがある。テイルウィンドシステムは社員250名の会社だが、何時でも社長に相談し、判断を仰ぐことが出来る。その結果、非常にスピーディな社内決裁手続、意思決定が可能であり、これは大きな強みと言える。然しながら、社長決裁済にも拘わらず、実務上は稟議書を作成し、上役の承認を得て、社長決裁を取得する手続を踏む必要がある。何故だろうか?その理由の一つに、意思決定に関与しなかった第三者が後々、意思決定経緯を確認出来るようにする為である。第三者とは自分の後任者であったり、監査であったり、場合によっては裁判の証拠書類等として使用されることもある。即ち、稟議書を見れば、社内外のどんな人であっても当時の状況を正確に理解出来る内容とすることが肝要であり、決して形式的に項目を埋めるのではなく、申請前には第三者的な視点で再度見直すべきだ。今週で新入社員も研修も終わり、各々の配属部署に分かれて仕事をすることになるが、直ぐに自分で考え、自分で動くことは難しいだろう。そんな時は、確り先輩社員を見て、動き方や考え方を真似ることだ。一方で、我々先輩社員は、常に新入社員に見られていることを意識して、襟を正して良い模範となることで、当社の宝である新入社員を育てて行こう。