素早い対応は、それ自体が相手への誠意である。特に営業においては、まさに「生命線」と言える。私自身、少々気が短い性格である。時には他人の対応を見て「もう少し早く動けないだろうか」と心の中でやきもきすることもある。それは、仕事におけるレスポンスの速さが、営業においては売上やお客様からの信頼に直結すると考えているからだ。もちろん、対応が難しい内容や苦手なお客様への返信が「しっかり調べてから返そう」「完璧な回答を用意してから返信しよう」と考え、後回しになってしまう気持ちはよく分かる。しかし、お客様からすると、連絡がない時間は「放置されている時間」と変わらない。不安はやがて不信感につながり、最悪の場合「他社に依頼する」と判断されてしまうこともある。これは、私が担当しているSES業界では特に顕著である。エンジニアの提案や案件の紹介はスピード勝負であり、対応の遅れがそのまま機会損失につながることも少なくない。すぐに回答できない内容であっても「確認します」「調査して折り返します」と一言返すだけで、相手は安心できる。大切なのは完璧な回答よりも、まず反応することである。ちなみに私が実践している工夫として、重要なメールを送った後にLINEやSMSで「メールをお送りしました」と一報を入れるようにしている。この一手間だけで相手がメールに気付く確率が高まり、結果としてやり取りのスピードも大きく向上する。スピードは決して才能やセンスではない。「今すぐやるか」「後回しにするか」という意識の差である。そして、その速さこそが相手に対する最大の誠意になる。私自身もまだまだ完璧ではないが、この点については今後も徹底していきたい。まずは今日、メールやLINEの返信をいつもより5分でも10分でも早く返してみてはどうだろうか。その小さな積み重ねが、やがてチームの信頼を高め、大きな成果へとつながっていくはずである。スピード感を持って、気持ちよく仕事に取り組んでいこう。