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思い込みトラブルに注意

F・S事業部長(♂)

奥能登の珠洲という場所で2017年から3年に1回、海外のアーティストを招いて市内のそれぞれの地域の歴史や特徴、魅力、豊かさをアート作品として表現し展示する奥能登国際芸術祭を開催している。第2回目の奥能登芸術祭はコロナの影響もあり2020年開催予定を1年ずらして2021年の11月末まで開催されていた。その展示場所の一つに廃業した銭湯があり、あるアーティストがここに自分のアート作品を展示したいということで、銭湯の取り壊し予定を延期して奥能登芸術祭の展示場所とした。芸術祭が閉会となり、いよいよ銭湯の取り壊し日程を決める段階でアーティスト側からまだ作品を残しておいて欲しいと連絡があり、銭湯の所有者側は引き取りに来るであろう数カ月程度だと思い了承したのだが、アーティスト側は次回開催まで残してほしいという思いだったということがあったそうだ。お互いがお互いに思い込みで行動した結果、齟齬が生まれてしまった結果だろう。仕事でも思い込みで行動してしまうと、後から手直しが必要になったり、最悪取り返しのつかないヒューマンエラーに発展してしまうことがある。解決策として、分かるまで質問する、文書に残すなど、相互に思い込みが無いかを必ず確認しトラブルが起きないようにする工夫が必要だろう。