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3分間スピーチ

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甲子園の砂

M・Mリーダ(♀)

先日、久しぶりに高校野球を見る機会があった。高校野球と言えば、負けたチームが泣きながら甲子園の砂を集めるのが恒例となっているが、テレビを見ていると負けたチームはすぐに片付けを行い砂を集める様子が見られなかった。何故だろうかと調べてみたところ、昨年からコロナの感染拡大防止の為に砂は持ち帰れなくなったそうで、こんなところにもコロナの影響があるのかと驚いた。実は甲子園の砂は、岡山県や三重県、鳥取県などいくつもの場所から土を購入し混ぜ合わせた物であり、本来は持ち帰ってはいけないそうだ。しかし、高校球児達の記念として負けたチームは砂を持ち帰るというのが、伝統となっており、それが黙認されていた状況であった。持ち帰った砂をどうするのか気になっていたのだが、選手によってそれぞれで、瓶に詰めて記念にしたり、知人に配ったりする一方、母校のグラウンドに撒いて後輩たちが来年も甲子園の土を踏めるように願掛けするというものもあり、とても良い風習だと感じた。依然として、コロナが猛威を振るっており、辛い状況が続いている。早くワクチン接種が進み、日本の未来を担うであろう学生達が不自由なく青春を謳歌出来るような時代になるよう祈るばかりだ。