前回のスピーチで「どうでもいいけど・・」「知らないよ(関係ないよ)」「それ は出来ない」という言葉を使わないようにしていると話した。最初の二つは意識 すれば避けられるが、三つ目の「出来ない」は仕事をしている中で、新しい課題に直面した時、無理だと思われる際につい口にしてしまう。今年、これまで経験のなかった資料作成に取り組むことになった。外部に依頼すれば多額の費用がかかり、社内で対応するにも複雑な基準・実務方針に従わなければならないため、非常に難しいものだった。正直「出来ない」と言いたくなる場面だったが、そこでAIを活用した。必要な情報を調べ、試行錯誤を重ねることで、わずか8日間で完成させることができたのだ。この経験から、AIは単なる便利ツールではなく、生産性を大きく向上させる力を持っていると実感した。要件定義書のように作成に時間がかかるものも、パラメータを入力すれば数秒で形になるし、プログラムもすぐに生成してくれる。「出来ない」と思うことでも、AIを活用すれば「出来る」に変えられる。是非、皆も「出来ない」と言う前にAI活用を検討してみて欲しい。