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3分間スピーチ

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M・Sさん(♂)

前回のスピーチで「どうでもいいけど・・」「知らないよ(関係ないよ)」「それ は出来ない」という言葉を使わないようにしていると話した。最初の二つは意識 すれば避けられるが、三つ目の「出来ない」は仕事をしている中で、新しい課題に直面した時、無理だと思われる際につい口にしてしまう。今年、これまで経験のなかった資料作成に取り組むことになった。外部に依頼すれば多額の費用がかかり、社内で対応するにも複雑な基準・実務方針に従わなければならないため、非常に難しいものだった。正直「出来ない」と言いたくなる場面だったが、そこでAIを活用した。必要な情報を調べ、試行錯誤を重ねることで、わずか8日間で完成させることができたのだ。この経験から、AIは単なる便利ツールではなく、生産性を大きく向上させる力を持っていると実感した。要件定義書のように作成に時間がかかるものも、パラメータを入力すれば数秒で形になるし、プログラムもすぐに生成してくれる。「出来ない」と思うことでも、AIを活用すれば「出来る」に変えられる。是非、皆も「出来ない」と言う前にAI活用を検討してみて欲しい。

M・I取締役(♂)

情報処理系の学校を卒業し、開発業務に携わりたいという思いで入社した会社では、2週間の研修が始まった直後に、すでに先行入社していた同僚から「あなたは運用課に配属されることが決まっている」と告げられ、大きくモチベーションが下がってしまった。そのまま予定通り運用課へ配属され、シフト制で夜勤を含む勤務が始まった。主な業務は、運用管理室での監視作業と事務室での電話対応であったが、事務室での空き時間を活用し、監視ツールを自作するなど工夫しながら業務に取り組んでいた。当時はそれが嬉しく、周囲に得意げに話していたことを覚えている。ある日、家の電話が何度も鳴っていたため出てみると、私が作成したツールを夜勤担当者が無断で実行し、パスワードロックがかかってしまったという連絡だった。すぐに対応できず、一時的にシステムを止める事態となり、始末書を提出することになった。これをきっかけに、ツールが無断で実行されないよう対策を施したうえで、注意しながら監視ツールを追加で作成・提供した。その取り組みが評価されたのか、一時期は「スーパーオペレーター」と呼ばれることもあり、感謝されたことは今では良い思い出である。この経験から、皆も自作ツールや仕組みを共有する際には、利用方法や想定範囲を明確にし、十分注意して扱ってほしい。

S・Tさん(♂)

ソーラーセイルとは「太陽光を推進力として航行する宇宙機」を指す。光で進むという発想は100年以上前から存在していたが、実現困難とされ、長くSFの題材として語られてきた。しかし2010年、日本の宇宙航空研究開発機構JAXAが打ち上げた探査機「イカロス」は、世界で初めて宇宙空間でのソーラーセイル航行に成功し、金星付近まで到達した。この成果により、SFと見なされていた技術が現実へと大きく前進したのである。太陽光が物体を押す力は現代物理学で証明されているが、その力は極めて微弱で人間には感じ取れない。しかし宇宙空間には空気抵抗が無いため、その小さな力が蓄積され、大きな推進力へと変わる。特に惑星間航行では燃料と電力の確保が課題となるが、ソーラーセイルには燃料を消費しない利点がある。さらにイカロスは薄型太陽電池をセイル表面に貼り付け、推進と発電を同時に行う「ソーラー電力セイル」として運用された。これにより航行の持続性と自律性が飛躍的に高められている。特に興味深いのは姿勢制御の仕組みだ。イカロスは液晶デバイスを利用し、セイルの一部を透明または曇り状態に切り替えることで光圧の差を生み出し、方向転換を実現している。限られた資源で太陽光を巧みに利用した非常に合理的な技術と言える。ソーラーセイルによる惑星間航行を実現した例は、現在もイカロスのみである。ただし、米国のThe Planetary Societyの「LightSail 2」やNASAの「ACS3」など、世界各国でも実験が進み、成功例は確実に増えつつある。いずれイカロスが唯一の例ではなくなるだろう。しかし、この歴史的な一歩を日本が先に踏み出した事実は揺るがない。今後も日本の技術が宇宙探査の最前線を走り続けることを期待したい。

迎社長(♂)

今年も残すところあと1ヵ月となった。今年一年を振り返り、皆はどのような年だっただろうか。ニュースを見返すと、物価高騰、米価格の上昇、熊の出没といった暗い話題が目立った印象である。そんな中、国会の予算委員会では21.3兆円規模の補正予算が決定されたと報じられていた。高市政権の支持率は75%と高い評価を受けているようだが、内容を見ると気になる点がある。有事でもないのに赤字国債2.2兆円を新たに発行する必要が本当にあるのかという点である。では、誰がこの新たな借金を返済するのか。決めた議員でもなければ、今の世代でもない。その負担は確実に次世代の子ども達へ引き継がれる。高市首相は「成長率の範囲内で財政を抑える」と約束していたはずだが、結果としてこれまでと同様、未来への先送りになっているように見える。政治家は、なぜ自分の任期中に返済しようという姿勢を見せないのか。それが不思議でならない。我々も、ガソリン税廃止、物価高対策、補助金・助成金、、手厚い支援策ばかりを望み、その実現で評価してしまうが、借金と向き合い、着実に返済を進める覚悟を持つ政治家が居ても良いのではないだろうか。会社も未来永劫続くように、企業価値向上を目指すべきであろうが、目先の課題解決だけに気を取られ、問題を先送りしないよう、ラスト1ヵ月皆で頑張っていこう。

A・Kさん(♀)

最近、インフルエンザが猛威を振るっている。今年は、例年の1ヶ月前から流行りだしているそうだ。先日ニュースでインフルエンザにはかかりやすい人とそうでない人がいるということで、かかりやすい人のタイプ5つとその対処法を取り上げていた。そのタイプとは(1)花粉症などアレルギーのある人(2)食事のバランスが偏っていて栄養不良の人(3)多忙で睡眠不足の人(4)高血糖の人(5)肺炎にかかったことのある人だそうだ。しかも(3)(4)(5)がすべて当てはまる人は、それ以外のタイプの人と比べて約3.6倍の発症リスクがあるそうだ。対処法としては(1)バリア機能が弱りやすいのでサバやイワシなどDHAをとることと脂っこいものや加工食品の取りすぎに気を付けること(2)キャベツやレタス、ブロッコリー、みかんなど、抗酸化作用のある野菜や果物をとることと、朝食をとり体温を上げる食習慣をつけること(3)寝る1時間前にスマホやパソコンの電源を切るようにして、毎日同じ時間に起きるようにすること(4)1日15~30分のウォーキングなどの軽い運動習慣をつけること(5)肺炎になったことがある人は、乾燥を防ぎ、加湿器などで部屋を加湿し、鼻呼吸を意識し気道の粘膜を守ることである。今日はブラックフライデー。お店では前倒しでセールをしていたりして、年末に向けての買い物をする方も多いだろう。出掛ける際には、殺菌効果のある緑茶を飲んでから行くのがおすすめである。インフルエンザにかからないように気を付けて楽しく過ごして欲しい。

H・T部長(♂)

先日の全社員研修を受け、皆は自身の行動に活かせているだろうか。テーマであった「動け!!!」の通り、頭で考えているだけでは何も変わらない。「動く」という行動をとったときに初めて、研修の成果は生まれる。私自身、具体的に行動できているか自問することはあるが、それでもまずは日々の生活リズムの中に行動を落とし込むようにしている。例えば出社後の清掃。多くの人が「自分もやっている」と思うだろう。しかし、その掃除は漫然と「時間だから仕方なく」行っているものではないだろうか。来社されるお客様を迎える場として、あるいは自分以外の誰かがそこに座ることを想像しながら掃除をしているだろうか。ラジオ体操についても同じである。惰性で適当に流してはいないだろうか。誰にでもできる簡単なことを疎かにしていて、果たして重要な局面でよいパフォーマンスができるだろうか。研修で示された「動け!!!」とは、単に行動することではなく、「自ら目的意識を持って行動する」という意味であったはずだ。日々の些細な行動を丁寧に積み重ね、信頼を得ることで新しい機会が生まれ、そこでまた信頼を築く。この循環が成長につながると考える。どんなことでも妥協せず「これくらいでいいか」を極力なくし、研修で得た学びを実践していきたい。

N・H支店長(♀)

11月22日から24日の連休に、夫婦で初めて箱根旅行に出かけた。これまで夫婦で旅行といえば、主人の仕事の都合もあり1泊、しかも近場に限られていた。そのため、今回は久しぶりにゆっくりできる旅行ということで、とても楽しみにしていた。行程は旅行雑誌で紹介されているような定番コースで、強羅から大涌谷へ向かい、芦ノ湖を海賊船で渡り、箱根関所や箱根神社を巡った。最終日は箱根湯本でお土産を選び、帰路についた。王道ではあるが、初めて訪れる場所ばかりで新鮮さがあり、どこも見応えがあった。2泊目のホテルでは、ちょうど新入社員のOJT期間だったようで、「研修中」と札を付けた従業員がレストランでサービスを担当していた。料理の説明や質問への対応は丁寧で、真摯さと気遣いが伝わり、プロとしての姿勢に深く感動した。業種は異なるが、私たちも仕事においてお客様に喜ばれる対応をする必要があると、改めて実感する機会となった。帰りはロマンスカーの事故により出発が遅れ、少し慌ただしい帰路となったが、天候にも恵まれ、総じて大変良い旅行だった。また機会があれば、ぜひ訪れたいと思える3日間であった。

M・Nさん(♂)

最近は気温が下がり、寒さを感じる日が続いている。我が家では先週から薪ストーブに火を入れ始めた。元々私は薪ストーブに強い興味はなかったが、家族の希望で設置したところ、今では私が一番気に入ってしまっている。薪ストーブが人気を集めている理由のひとつは、炎の美しさだと思う。かつてのストーブは、小さな雲母製ののぞき窓しかなく、炎を見ることはほとんどできなかった。しかし、近年は結晶化ガラスの技術が進歩し、燃焼室の中で揺らめく炎をはっきりと眺められるようになったことが、現在の薪ストーブ人気につながっているのではないだろうか。我が家では点火から燃焼管理まで、薪ストーブの操作は主に私の担当である。炎が安定するまでの間、ただぼんやりと薪が燃える様子を眺めていることがある。炎を眺めていると、自分の時間の流れだけが緩やかになり、心が落ち着いていくのを感じる。薪を追加して燃焼が安定するのを待つつもりが、気づけば薪が燃え尽きる寸前まで見続けてしまったこともある。それほど、炎には強いリラックス効果があると実感している。とはいえ、実際に薪ストーブを設置するとなると、ハードルは高い。そんな人におすすめしたいのが、NHKで時折再放送されている「魂のタキ火 特別編 癒しの炎」という番組だ。30分または60分、ただひたすら炎がゆらめき続ける映像が流れるだけの番組だが、意外にも本物の薪ストーブの火を眺めているときと同じようなリラックス感が得られた。炎を見つめるだけで心が落ち着く体験は、想像以上に心地よいものである。機会があれば、ぜひ皆にも試してもらいたい。

Y・Y専務取締役(♂)

皆は日頃、感謝の気持ちを抱いたり、またその言葉を相手に伝えているだろうか。メジャーリーグで活躍する大谷翔平選手や山本由伸選手をはじめ、一流のアスリートたちのインタビューで多く耳にするのは「感謝」の言葉である。世界的な著名人のスピーチにおいても同様であり、彼らは結果や評価より先に、必ず誰かへの感謝を述べている。この姿勢にこそ、一流たる理由があるのではないかと感じる。感謝の言葉が自然に出てくる心を持つことは、知識や技術を身につけることよりも何万倍も重要だと思う。「やってもらって当たり前」「あるのが当然」「お金を払っているから受けられて当然」という考えは、知らぬ間に傲慢さを生み出す。私自身、時折その傲慢さに気づき反省しながらも、改善が追いつかないことがある。だが、素直に自分と向き合い、反省し、それを行動に変えていくことができれば、きっと人生は今より何倍もハッピーになるはずだ。日々営業活動をしている中でも、お客様への感謝の気持ちを忘れそうになる瞬間がある。しかし、私たちの事業はお客様、そして支えてくれる多くの人の存在によって成り立っている。だからこそ、感謝を伝え続けることが何より大切である。最近、仕事がうまくいかないと感じることがあるが、それはもしかすると、感謝の心が薄れているサインなのかもしれない。皆も何らかの縁があってTWSに入社したはずだ。誰かに頼まれて入社した人はいないだろう。自ら応募し、内定を受け取ったとき、胸の中にあったのは期待とともに確かな「感謝」だったはずである。時間が経つと、その気持ちは薄れてしまうかもしれない。しかし、仕事や会社、上司に不満が湧いたときこそ、入社した頃の初心と感謝を思い出してほしい。私たちは組織に属し、多くの人に支えられて生きている。誰一人、完全に一人だけで生きている人はいない。だからこそ、日々感謝の心を持ち、「ありがとう」と伝える習慣を大切にしていきたい。

H・Nさん(♂)

日本で当たり前とされてきた価値観が、近年、海外で再評価されている。日本語の学習人口は世界第5位といわれ、その人気は年々高まっている。何故、こうした現象が起きているのか。私がその理由に思いを巡らせるきっかけとなったのは、最近鑑賞したアニメ『鬼滅の刃 無限城編』である。悪役である猗窩座の過去を描く場面で流れたテーマ曲の一節「貴方の刹那に寄り添いたい」という言葉に、強い感銘を受けた。「刹那」とは仏教用語で、時間の最小単位とされ、無常観を含んだ概念である。一瞬とも瞬間とも異なるその語には、儚さ、切なさ、そして時間の尊さが宿っている。このような表現は、外国語にはない文化や価値観、思想の積み重ねから生まれた日本語だからこそ成立するものではないかと感じた。個人主義的な思考とは異なる、調和や相手への配慮から生まれた日本語は、「思いやりの言語」と言える。これはTWSの理念であるG・N・O精神(義理・人情・思いやり)にも通じるものだ。単なる情報伝達手段としてではなく、感情や情緒、関係性までも丁寧に伝えることができる言語として、日本語を活用していきたい。近年、海外企業や研究機関の中には、日本語の表現体系をマニュアル化し、ビジネスや研究に取り入れる動きもあると聞く。細やかな語彙、豊かなニュアンス表現が可能な日本語は、まさに世界に誇るべき言語である。今後、より多くの企業や海外の人々に、この素晴らしい言葉と文化を知ってほしいと願っている。