私の健康法は「気合い」、つまり気持ちで乗り切ることである。「そんなものが健康法なのか?」と思う人もいるだろうが、人間は気持ちの持ち方次第で自分の力を最大限に発揮できると私は考えている。例えば、私の子供はミニバスのチームに所属しているが、ほぼ互角の相手との試合では、勝敗を左右するのは気持ちだと実感している。最後まで気持ちを切らさずにやり抜いたチームが勝つのだ。もっとも、気持ちだけで乗り切るのが難しい時もある。そこで私は、気持ちをより強くするために「理由付け」をしている。「〇〇だから大丈夫」というように、自分なりの根拠をつくることで、気持ちを前向きに保つのである。ちなみに、私の健康の秘訣は「お酒」だ。毎日晩酌をしているのだが、私は「体内を毎日アルコール消毒しているから、菌やウイルスには負けない」と信じている。当然ながら医学的な根拠はまったくないが、そう信じているおかげか、この7年間、自分の体調不良で仕事を休んだことは一度もない。とはいえ、皆に毎日お酒を飲むことを勧めたいわけではない。大切なのは、何かしらの理由を付けて「自分は大丈夫だ」と思い込むことである。皆も強い気力を持って、この冬を乗り切ってほしい。