先日、親しい友人から「クローン病」を発症したと連絡があった。クローン病とは国が指定する難病の一つで、消化管に炎症や潰瘍が生じる病気である。発症率はそれほど高くなく、現在でも明確な原因は解明されていない。その友人は以前から腹痛が続いていたそうだが、ある日、血便が出たことをきっかけに受診し、病気が判明した。私が驚いたのは、彼が普段から規則正しい生活を送り、お酒もたばこも嗜まない人だったことである。私たちは、健康に気を遣っていれば病気にならないと思いがちだが、実際にはそうではない。どれだけ注意していても、病気になることはある。一方で、体の異変に早く気付き、適切に行動することは、自分自身でできることである。日常生活の中で、腹痛や頭痛、慢性的な疲労などの不調があっても、「このくらい大丈夫だろう」と放置してしまうことは少なくない。しかし、「いつもと違う」という感覚を軽視しないことが大切である。病気によっては、早期発見によって治療や症状のコントロールにつながるものもある。仕事もプライベートも、健康であってこそ充実したものになる。日頃の予防に加え、不調を感じた際の早めの対応も同じくらい重要である。皆も自身の健康には、十分に気を配っていただきたい。