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3分間スピーチ

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T・M事業部長(♂)

私は、「自分がされて嫌なことは、人にしない」という言葉は、人として、そして社会人として最も大切な考え方の一つであると思う。例えば、不機嫌な態度を向けられたり、挨拶を無視されたりすると、理由が分からなくても気分は沈んでしまう。忙しい日や思いどおりにいかない日があるのは誰でも同じである。しかし、その感情をそのまま周囲へぶつけてしまえば、自分だけでなく、職場全体の雰囲気まで悪くしてしまう。だからこそ、自分がされて嫌だと感じることは、相手にもしないという意識を持つことが大切である。新卒社員は、毎朝早くから元気よく挨拶をして入室してくる。その姿は職場を明るくし、周囲にも良い影響を与えている。一方で、先輩社員が挨拶を返さなかったり、不機嫌な態度で接したりしていては「挨拶は大切だと言うだけで、自分たちはできていないではないか」と後輩に思われても仕方がない。後輩は言葉以上に、日々の行動を見ている。だからこそ、立場が上になるほど、自ら率先して手本を示す必要がある。また「腐ったりんごは周りのりんごも腐らせる」という言葉があるように、一人の悪い言動や態度は周囲へ広がり、やがて組織全体の雰囲気を悪くしてしまう。一方で、一人の明るい挨拶や思いやりのある行動もまた、周囲へ良い影響を与え、組織全体を前向きな雰囲気へと変えていく力を持っている。組織とは、一人ひとりの行動の積み重ねによって成り立つものである。「自分がされて嫌なことは、人にしない」ということは、決して特別なことではない。挨拶をする、感謝を伝える、相手を尊重する。そのような小さな行動の積み重ねが、働きやすい職場をつくり、信頼される組織につながるのである。私自身もこの言葉を忘れることなく、自分がされてうれしいと感じることを周囲にも実践していきたい。そして、一人ひとりの行動が組織全体に影響を与えるという自覚を持ち、日々の言動を大切にしていきたい。

T・Tマネージャ(♂)

税金を納めることは、社会の一員として当然の義務である。近年は税率の引き上げや社会保険料の負担増などにより、個人・企業ともに税負担は年々大きくなっている。個人が所得税や住民税を納めているように、会社もさまざまな税金を負担している。消費税はもちろん、契約書に貼付する印紙には印紙税がかかる。また、社会保険料についても会社が一定割合を負担しており、それらの費用を負担したうえで利益が出れば、さらに法人税も納めなければならない。個人では、iDeCo(個人型確定拠出年金)などを活用して税負担を抑える工夫をしている方も多いと思う。同様に、会社も経費削減や適正な税務処理を行いながら、健全な経営を維持していく必要がある。だからこそ、従業員一人ひとりも、会社の経費を利用する際には税務上のルールを意識することが大切である。例えば、会食や懇親会で使用する費用は、内容や金額によっては会議費として認められない場合がある。また、福利厚生費についても、全社員を対象としていることなど、税務上の要件を満たさなければ経費として認められないケースがある。単に「経費だから使える」と考えるのではなく、そのルールを正しく理解し、適切に活用することが重要である。経費削減だけでなく、税務上のルールを踏まえた適正な経費処理に努めることも、会社への貢献の一つではないだろうか。

K・Uマネージャ(♂)

新卒社員には、入社日から毎日日報を書いてもらっている。私はマネージャーという立場で、その日報に毎日返信をしている。ビジネスマナー研修から始まり、資格取得に向けた3つの試験を乗り越え、現在は実務に入り、電話応対やお客様対応など、さまざまな業務を経験している。毎日の日報を読んでいて感じるのは、「本当によく振り返りができている」ということである。その日に行ったことだけではなく、失敗したことやその原因、そして次にどう改善するのかまで、自分なりに整理して書かれており、どの日報も非常に充実した内容となっている。私自身の話で恐縮であるが、私は30歳でこの仕事を始めた。そのため、本来20代で身につけておくべきだった電話応対やビジネスマナー、礼儀作法などを、30歳を過ぎてから一つずつ学ぶことになり、数多くの失敗や恥を経験した。だからこそ、新卒という若い時期に、資格試験だけでなく、実務を通して社会人としての基礎を身につけられることは、とても羨ましいとさえ思う。今学んでいることは、この先どのような仕事に就いたとしても、必ず大きな力になるはずである。そして、私自身も日報への返信を書く中で、多くのことを学ばせてもらっている。良い点を褒めるコメントを書くことは、それほど難しくない。しかし、「ここは少し違うのではないか」「この考え方は今のうちに伝えておきたい」と感じたことを、どのような言葉で伝えれば相手が前向きに受け止めてくれるのか。その表現には毎回頭を悩ませている。その積み重ねを通して、私自身も「相手に伝わる文章とは何か」を以前にも増して意識するようになった。以前であれば、メールも一度読み返して問題がなければ送信していた。しかし今では「この表現で本当に伝わるだろうか」「別の言い回しの方が伝わりやすいのではないか」と、一度立ち止まって見直すようになった。新卒社員に教えているつもりでいたが、実際には私自身も日々成長させてもらっている。教えることは、教わることでもある。そのことを改めて実感している。

K・U取締役(♂)

現在、気候変動は待ったなしの課題であり、地球規模で取り組むべき重要なテーマである。気候変動の主な原因は地球温暖化である。特に産業革命以降、人間の活動によって排出される温室効果ガスが増加したことで、地球の平均気温は上昇を続けている。気温の上昇に伴い、さまざまな影響が懸念されている。産業革命前と比較して平均気温が0.5℃上昇すると、猛暑や洪水など異常気象による被害の増加が懸念される。1℃上昇すると感染症の拡大リスクが高まり、2℃上昇すると地域によっては農作物の収量が減少する。さらに3℃上昇すると広範囲で生物多様性の損失が進み、4℃上昇すると多くの生物種で絶滅リスクが高まるとともに、世界の食料生産が深刻な影響を受けると予測されている。実際に、2023年から2025年にかけて世界の平均気温は過去最高水準を記録しており、産業革命前と比較して約1.3℃上昇したとされている。では、地球温暖化を防ぐためには何が必要なのだろうか。最も重要なのは、気候変動の原因となる温室効果ガスの排出を削減することである。温室効果ガスとは、地球の大気中に存在し、温暖化を引き起こす気体の総称であり、二酸化炭素(CO₂)、メタン(CH₄)、一酸化二窒素(N₂O)、フロン類などが含まれる。人為的に排出される温室効果ガスを二酸化炭素換算で見ると、二酸化炭素が76.0%、メタンが15.8%、一酸化二窒素が6.2%、フロン類が2.0%を占めており、大部分が二酸化炭素である。さらに、その二酸化炭素の多くは、発電や製造業、輸送などで使用される化石燃料の燃焼によって排出されている。このことから、地球温暖化を防ぐために私たちがまず取り組むべきことは、省エネルギーや省資源活動を着実に実践することである。ぜひ、当社が日々取り組んでいる環境マネジメントシステムの活動が、地球環境の保全につながる重要な取り組みであることを改めて認識し、一人ひとりが意識を持って効果的に活動していくことを期待する。

E・M執行役員(♀)

最近、私は「聞き読」という新しい読書習慣を始めた。オーディオブックサービスを利用し、本を耳で聴きながら読む方法である。私には趣味が無く、読書も始めたいと思いつつ、踏み入れられない分野ではあった。というのも、何を読んだらいいのか分からず、それを探すのに疲れてしまい、結局始められずに終わるのだ。このサービスの良いところは月定額で色々と試せる為、失敗してもいいやという感覚で始められることだ。これまで読書は、机に向かって本を開かなければできないものだと思っていた。しかし、耳で聴く読書であれば、通勤中や散歩中、家事をしている時間など、これまで何となく過ごしていた時間を有効に活用できる。忙しい毎日の中でも、自然と読書の時間を確保できる点は大きなメリットだと感じている。今はまだ物語を聞いているだけだが、勉強にも活用できるはずだ。「時間がない」と諦めるのではなく「時間の使い方を工夫すること」が大切だということである。同じ24時間でも、少し視点を変えるだけで、新しい学びの時間を生み出すことができる。イノベーションでも同様で、新たな視点や工夫を持つことで仕事でも「時間が足りない」と考える前に「もっと効率的な方法はないか」と考える姿勢を持ち続けたい。そして、日々の小さな積み重ねを大切にしながら、自分自身を成長させていきたいと思う。

J・S部長(♂)

「錬金術」という言葉を聞いたことがあるだろうか。鉛から金を生み出そうとした古代から中世にかけての思想である。現実には、何もないところから価値は生まれない。とある漫画では「等価交換」という考え方が描かれていたが、何かを差し出すからこそ、それに見合うものを得られるという考え方には共感できる。最近見たニュースでは、長岡花火大会の観覧チケットが20万円で転売される事態となり、規制が検討されていると報じられていた。私も数年前に観覧したことがあるが、迫力があり、非常に見応えのある花火大会だった。20万円を払ってでも見たいと思う人がいるほど、その人にとっては価値があるということなのだろう。同じように、推しのグッズやトレーディングカード、さらには雑誌の付録まで、高額で取引されることがある。実際、娘が持っていた雑誌の付録が数千円で売れたと聞き、とても驚いた。価値とは、人それぞれの需要によって決まるものである。一方で、生産者である私たちは、その対価に見合う価値を提供しなければならない。価値を提供できなければ、お客様はより安く、より良いサービスを選ぶだけである。最近では、AIの進化によって仕事の在り方も大きく変わり始めている。ニュースでは、以前は月75万円ほどの収入を得ていた個人事業主のプログラマーが、AIの普及によって仕事を失った事例も紹介されていた。3分間スピーチでもAIをテーマにした話が多くあったが、それが現実になりつつあることを改めて実感した。だからこそ、AIを脅威として恐れるのではなく、積極的に活用し、自分にしか生み出せない価値を高めていくことが重要だと感じる。私自身もAIを業務に積極的に取り入れ、生産性を向上させるだけでなく、その先にある価値の高い成果を生み出せる人材を目指していきたい。

M・Dさん(♀)

今日は七夕である。私が最後に天の川を見たのは、約15年前に富士山へ登った時であった。富士登山には4つのルートがある。1つ目は富士吉田ルートである。山梨県側唯一のルートで、登山中にご来光を拝めることや山小屋が充実していることから、全体の約6割の登山者が利用する最も人気のルートである。往復の所要時間は約9時間半である。2つ目は富士宮ルートである。静岡県側のルートで、往復約7時間半と最短距離なのが特徴である。ただし、ご来光は山頂で迎えることが多く、登山中には見られないため、利用者は全体の約3割である。3つ目は須走ルートである。静岡県側から登り始め、8合目で富士吉田ルートと合流する。下山時には砂地を一気に駆け下りる「砂走」が楽しめる一方、分岐点を間違えないよう注意が必要である。利用者は全体の約1割ほどである。4つ目は御殿場ルートである。往復約10時間半と最も長いルートであり、登山開始から約3時間は山小屋もなく、利用者は比較的少ない。ただし、登山口付近まで自家用車で行ける点は、このルートならではの魅力である。私はこれまで9回ほど富士山に登頂しているが、すべて富士吉田ルートから登っている。初めて登った当時は、現在ほど登山者は多くなく、マイカー規制も行われていなかった。山頂の気温はマイナス15℃ほどで、真夏にもかかわらず雪やつららが残っていたことを今でも鮮明に覚えている。初めて挑戦した時は、「もう二度と登りたくない」と思うほど過酷であった。しかし、その苦労を乗り越え、自分の足で日本一高い場所に立った時の達成感と爽快感は格別であった。眼下に広がる雲海や、山頂から眺めるご来光の美しさは言葉では表せないほどであり、それまで抱えていた悩みやストレスが情けないほど小さなものに思えた。今年は久しぶりに富士登山へ挑戦しようと思っている。7月1日に富士吉田ルートと須走ルートが山開きを迎え、7月10日には富士宮ルートと御殿場ルートも山開きとなる。富士登山は決して楽ではない。しかし、その先には苦労した人だけが味わえる景色と感動が待っている。機会があれば、ぜひ一度チャレンジしてみてはいかがだろうか。

Y・Y室長(♂)

「二段階認証」と「二要素認証」は似た言葉であるが、意味は異なる。二段階認証とは、その名のとおり本人確認を2回行う仕組みである。例えば、パスワードを入力した後に、メールやSMSで送られてきた認証コードを入力する方法が代表例である。一方、二要素認証とは、「異なる種類の認証方法を組み合わせる」仕組みである。認証の要素は主に次の3つに分類される。知っているもの(パスワードなど)、持っているもの(スマートフォンや認証アプリなど)、本人であることを示すもの(指紋や顔認証など)だ。例えば「パスワード」と「スマートフォンの認証アプリ」を組み合わせる方法が二要素認証である。なお、二段階認証は本人確認を2回行うことを意味するが、二要素認証は認証方法の種類が異なることを意味する。そのため、二段階認証が必ずしも二要素認証になるとは限らない。では、なぜ二要素認証が必要なのであろうか。理由は、パスワードだけではアカウントを守りきれないためである。仮にパスワードが漏えいしたとしても、二要素認証が設定されていれば、攻撃者はスマートフォンや認証アプリなどの第二の認証要素を持っていないため、ログインすることはできない。Microsoftをはじめ、多くの企業は、多要素認証を有効にすることでアカウントへの不正アクセスの大部分を防止できるとして、その利用を推奨している。皆さんが利用しているMicrosoft 365や各種クラウドサービスを安全に利用するためにも、二要素認証の仕組みを理解し、適切に設定することが重要である。

M・S執行役員(♂)

私も気が付けば会社ではベテランと呼ばれる年代になった。家族がおり、子どもたちの成長を見守る中で、仕事にも通じる多くの気付きを得ている。子どもの一人は、医療関係の仕事に就いている。苦労やストレスも多いと思うが、その一方で、お客様や利用者の方から直接感謝の言葉をいただける、非常にやりがいのある仕事でもある。職場の先輩方と食事に行き、仕事の相談をしたり、さまざまなことを教わったりする機会もあるようだ。最近は飲み会離れとも言われるが、人と人とのつながりや何気ない会話から得られるものは大きい。改めて、コミュニケーションの大切さを感じている。またもう一人の子どもは、就職活動を経て社会人として新たな一歩を踏み出した。私が印象に残ったのは、内定通知に代表者からの直筆メッセージが添えられていたことである。しかも定型文ではなく「あなたのこういうところを評価している。入社を楽しみにしている」といった、一人ひとりに向けた内容であった。これを見て、内定辞退を防ぐ取り組みとしても非常に効果的だと感じた。自分をしっかり見て評価してくれていると感じれば、「この会社で頑張りたい」と思うものである。人は誰しも、自分を認めてもらえると嬉しいものである。さらにもう一人は、長年バスケットボールに打ち込んでいる。本人には希望する役割があるが、チーム事情もあり、それ以外の役割をしかも複数任されている。複数の役割を担うということは、その分だけ覚えることも増え、決して楽ではない。しかし、さまざまな役割をこなせる選手は貴重な存在であり、その結果として活躍の場も広がっているようである。これは仕事でも同じではないだろうか。「それはできません」「やったことがありません」と言ってしまえば、その時点で任される仕事の幅は広がらない。一方で、自分の担当以外のことにも積極的に挑戦すれば、活躍できる場は確実に広がっていく。子どもたちの姿を見ながら、私自身もまだまだ学ぶことが多いと感じている。そして、年齢や経験に関係なく、新しいことに挑戦し続ける姿勢を忘れずにいたいと思う。

S・Tさん(♂)

昨日、社長の話にもあったが、日本政府が掲げる17の戦略分野の一つに「航空・宇宙」がある。その施策の一つとして、現在、JAXAが中心となって推進する「宇宙戦略基金」が始動している。この取り組みは、宇宙分野における民間企業や大学などの研究開発を資金面・技術面の両方から支援し、日本の宇宙産業の発展を目指す総額1兆円規模のプロジェクトである。これは一過性のブームではない。宇宙開発の「産業化」が本格化しつつある今、日本の未来を見据えた必然の投資である。宇宙開発といえば、これまでは国家主導で進められてきた印象が強い。日本にはJAXA、アメリカにはNASA、ロシアにはロスコスモス、欧州にはESAがあり、近年では中国やインドも宇宙開発に力を入れている。しかし、この構図は大きく変わりつつある。ここ数年、宇宙開発に参入する民間企業が急増し、宇宙開発の産業化が本格的に進み始めているのだ。宇宙は夢やロマンを追い求める「フロンティア」から、社会や生活を支える「インフラ」へと姿を変えつつあるのである。民間宇宙開発では、アメリカが世界をリードしている。その代表格が、イーロン・マスク氏率いるSpaceX社である。同社の年間ロケット打ち上げ回数は、2020年の25回から2023年には96回、さらに2025年には165回へと飛躍的に増加した。また、衛星通信サービス「スターリンク」では9,000機を超える人工衛星を運用し、地球規模のインターネットインフラを構築している。宇宙開発の産業化は、今後さらに加速していくだろう。例えば、地球と月を結ぶ通信インフラの整備や、月面・小惑星から採取した資源の活用など、これまでSFの世界で描かれてきた産業が現実のものとなろうとしている。日本が宇宙開発の最前線を担う未来を実現するためにも「宇宙戦略基金」がその起爆剤となることを期待したい。そして、このような国家プロジェクトを通じて、日本企業が新たな技術や産業を生み出し、世界で存在感を発揮していくことを願っている。