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3分間スピーチ

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T・Tさん(♂)

「企業の目的は何か」。それは突き詰めると「存続させること」である。では実際にどのくらい存続しているかというと、10年で半数、20年後には約4割程度になってしまうとされている。それは、10年・20年と企業を存続させることが、非常に困難であるという事実を物語っている。TWSも設立20年を超えたが、在籍している社員はすでに、身をもってその簡単ではない道のりを実感しているはずである。そして、これから先もさらに会社を存続させていくためには、時代の変遷も意識し、個々の業務から事業に至るまで、常に成長し、従来の在り方にとらわれずにチャレンジをしていく必要がある。この先、会社として目標に掲げるステージがどんなものであれ、そのステージにふさわしい人財になるよう、一人ひとりが努力研鑽し、新しいチャレンジを繰り返す必要があるだろう。今日より明日、明日より明後日と成長を意識して日々努力を重ね、社員一丸となって目標を達成すべく、精進していくべきであろう。

T・M部長(♂)

最近、仕事上で「成長とは何か」について考えることが多い。一般に成長とは、知識が増えることや、できることが多くなることを指す場合が多い。もちろんそれも成長の一つである。しかし、私はもう少し違った視点で成長を捉えている。誰しもが幼少期においては、何もわからず、何も経験していない。そのため、日々さまざまなことに挑戦する。挑戦し、失敗し、それを乗り越えることでできることが増え、それが喜びとなり、次の挑戦へとつながっていく。人はこのような成長のサイクルの中に、自然と身を置いているのである。しかし、年齢を重ねるにつれて、わかることが増え、経験も積み重なっていくと、新しいことに挑戦する機会は次第に減り、困難を乗り越える喜びを感じにくくなる。そして、ある時点で人は成長することをやめてしまうのではないか、と感じている。仕事においても同様である。同じことを長く続けている人と、やったことのないことに挑戦し、時には失敗を経験している人がいるとした場合、どちらが成長していると言えるだろうか。私は、たとえ失敗したとしても挑戦し続けている人の方が、人として成長していると考えている。そして、そのような人を、これからも応援していきたい。

K・Uさん(♂)

何気なくSNSを眺めていたとき、企業向けの啓発動画が目に留まった。20分ほどの動画であったが内容が興味深く、最後まで視聴した。タイトルは「コミュニケーションで大切なこと」である。その中で特に印象に残ったのが「観察力」と「洞察力」の重要性であった。たとえば、家族がいつもより元気がないと感じたとき、その変化に気づくのが観察力である。一方、その様子から背景や理由を考え「何があったのだろう」と思いを巡らせるのが洞察力である。観察力とは目に見える事実を捉える力であり、洞察力とはその事実に意味を与え、本質を考える力だと整理できる。この考え方は仕事にも当てはまる。私の業務でもある監査では、チェックリストに基づき事実を確認する。これは観察力が求められる作業である。しかし、そこに洞察力が加わることで、回答の背景や将来的な課題に目を向けることができ、より本質的な改善へとつなげることが可能となる。観察力と洞察力は、人を理解しようとする姿勢から生まれるものである。そしてそれこそが、「人と人とのコミュニケーションをとり、社会に貢献する」という社訓を実践するための基盤なのだと感じている。

E・M執行役員(♀)

先日のクリスマスパーティーで、嬉しい出来事があった。新卒社員の一人がサンタの衣装を用意し、先輩社員を含む4人で身にまとい、会場を盛り上げてくれたのである。そのきっかけは、前日の何気ない会話であった。パーティー当日の服装に悩んでいた二人のうち、一人が「新卒みんなでサンタの格好をすればよいのではないか」と提案し、その言葉を受けて実際に行動へと移した結果である。私自身、これまでクリスマスパーティーに参加してきたが、このような自発的な盛り上げは初めてであり、驚きと同時に、そこまで動いてくれたことを大変嬉しく感じた。今年は、些細なことではあるが、本社内のいくつかのルールについて改めて伝えてきた。朝の清掃やラジオ体操、お客様への挨拶など、いずれも日々の積み重ねが重要である。こうした基本をもう一度確認し、「やる」と決めたことには、ぜひ前向きな姿勢で全力で取り組んでほしい。一人ひとりの行動が、職場の雰囲気をつくり、ひいては会社全体の力につながっていくと考えている。

J・Sさん(♂)

近年、セキュリティに対する意識は高まり、さまざまな対策が講じられている。しかしその一方で、悪意を持ったハッカーも、あらゆる手段を用いてセキュリティを突破しようと試みている。10年以上前の話になるが、業務中、見かけない人物がフロアに入ってきて椅子に座ったかと思うと、突然上半身裸になり、椅子にもたれかかりながらくるくると回っていたことがあった。結果的には警備員に取り押さえられ、大事には至らなかったそうだ。現在ではセキュリティも大幅に強化され、社員証がなければドアが開かず、顔認証や暗証番号がなければ会社のフロアに入れない職場も多くなっている。また、PCのセキュリティ対策やサーバ室への入室制限なども、以前に比べて厳格になっている。しかし、私が以前テレビ番組で見た最近のセキュリティ攻撃の手口は、想像以上に巧妙であった。単純にセキュリティを破るのではなく、複数の工程を踏み、用意周到に準備を進めるという。まず、偽の社員証を作成する。表面については、SNSや会社のホームページなどから社員証が写り込んだ写真や画像を探し出し、それを複製する。中身については、エレベーター待ちの際に転んだふりをして接触し、スキミングを行うという。これにより、正規の社員であるかのように堂々と侵入できてしまう。他にも、清掃員などを装って社内に入り込む手口もあるそうだ。いったん入室してしまえば、PC周りを掃除するふりをしてLANに不正な機器を接続したり、BADUSBをPCに挿入しておくことで、起動時に乗っ取ることも可能になるという。また詳しくは紹介されていなかったが、近年ではセキュリティの甘いプリンタを狙い、そこを足がかりにPCやサーバを外部から操作できるようにする手口もあるようだ。私自身、過去に自宅で、気づいたら窓から知らない人が侵入してきたという経験がある。会社であれ家庭であれ「自分の身は自分で守る」という意識を常に持ち、日頃からセキュリティを意識していく必要があると、改めて感じた。

M・Kさん(♀)

先月の事業報告発表会で、社員満足度向上グループからとても嬉しい話を聞くことができた。ドナー休暇の制度について認可が降りたとのことだ。私は骨髄バンクのドナーに登録しており、骨髄の型が一致したことがある。誰かの命を救えるなんて!と喜んだのだが、叶わなかった。去年の春のことである。ワンオペによる障害対応での超過連勤など複数の要因が重なるタイミングでの連絡だった。骨髄の提供は合計で10日は休む必要があると知り、私は仕事を優先したのだ。医療系に勤める親からは「生半可な気持ちで登録するな、患者は生死の狭間にいる」と厳しく言われた。もし入院中の親が同じ目に遭っていたら、この言葉と同じことを思っただろう。SNSで似た話を数件見かけた。断った理由は様々だが、どの人も共通して長い間、良心の呵責に苛まれていた。私も同じく、罪悪感がとぐろを巻き続けていた。そんな中で今回の話を受け、少し気が晴れた気がした。骨髄提供には時間を要することを会社単位で認知してもらえたことがありがたい。骨髄バンクの詳細は公式サイトを見ていただくと良いが少しでも興味を抱いた人がいたら、この体験を参考にしてもらいたい。私のような人が減ること、そして何より、一人でも多くの命が救われることを願ってやまない。

M・Dさん(♀)

私の健康法は「気合い」、つまり気持ちで乗り切ることである。「そんなものが健康法なのか?」と思う人もいるだろうが、人間は気持ちの持ち方次第で自分の力を最大限に発揮できると私は考えている。例えば、私の子供はミニバスのチームに所属しているが、ほぼ互角の相手との試合では、勝敗を左右するのは気持ちだと実感している。最後まで気持ちを切らさずにやり抜いたチームが勝つのだ。もっとも、気持ちだけで乗り切るのが難しい時もある。そこで私は、気持ちをより強くするために「理由付け」をしている。「〇〇だから大丈夫」というように、自分なりの根拠をつくることで、気持ちを前向きに保つのである。ちなみに、私の健康の秘訣は「お酒」だ。毎日晩酌をしているのだが、私は「体内を毎日アルコール消毒しているから、菌やウイルスには負けない」と信じている。当然ながら医学的な根拠はまったくないが、そう信じているおかげか、この7年間、自分の体調不良で仕事を休んだことは一度もない。とはいえ、皆に毎日お酒を飲むことを勧めたいわけではない。大切なのは、何かしらの理由を付けて「自分は大丈夫だ」と思い込むことである。皆も強い気力を持って、この冬を乗り切ってほしい。

K・U取締役(♂)

人にはそれぞれ「将来こういう人になりたい」や「こういうことをやってみたい」などの夢や理想があると思う。そのような夢や理想を実現することを“自己実現”という。ちなみに“自己実現”という言葉は、心理学者のマズローが提唱した概念で、「人間が持つ潜在能力や才能を最大限に発揮し、自分自身の理想や目標に向かって成長していくプロセス」を指す。この自己実現を成功させるためのポイントは、「すぐに手掛けること」と「諦めずに続けること」の2つであると思っている。私は大きな病気をきっかけに健康のため、毎朝30分、寝る前に30分歩き、1日10,000歩以上歩くこと、食事はベジタブルファースト、朝食を抜かない、飲み物は麦茶、自宅で使う砂糖は全てパルスィートにすること等を決め、2年間続けている。また、若い時に描いた「自分の著書を出版する」という夢を25年間持ち続け、先日も44冊目の書籍を出版した。「継続は力なり」というが、重要なことは、まず始めることである。「明日からやろう」「来年こそは頑張ろう」が一番良くない。今日できないことや今年できないことは、明日や来年もできず、それを言い続けるだけでは一向に夢や理想には向かえない。まずは夢や理想を描いたら、その場で動き出すことである。計画し、次に実行する。有名な言葉で、「夢無き者には理想なし、理想無き者には計画なし、計画なき者には実行なし、故に夢無き者には成功なし」という言葉がある。自己実現の第一歩として、夢や理想を描き、計画を立てることから始めたらどうだろう。普段の生活や社会人生がより充実することは間違いない。

M・Nさん(♀)

土曜日に開催されたクリスマスファミリーパーティーでは、社員やそのご家族の方々と楽しい時間を過ごすことが出来た。さらに、私が所属するeRIMS開発グループは、年間優秀グループ賞で過去最高となる3位をいただくことが出来た。この1年間、私たちは売上や利益の向上に専念し、それをリーダが発表資料としてまとめ、全社員へ報告し共有してくれた。そのお陰もあり、ようやく他部署の方々にも、eRIMSというグループの存在と取り組みを認めてもらえたように感じ、嬉しさがこみ上げ、思わず目頭が熱くなった。一方で、個人目標については反省点が残った。年間目標としていたPM資格取得は、そもそも試験申込期限を逃してしまい、スタートラインにも立てなかった。またプライベートの目標であったゴルフの「100切り」も達成には至らなかった。来年こそは、PM資格について早期に計画的な学習を始め、まずは確実に申し込みまで進めたい。ゴルフについては、今年見つかった課題を整理し、克服方法を検討するところから取り組んでいくつもりである。ただその前に、まずは年内の案件を確実に完了させ、来年に継続する案件は次工程へ進められるよう努力していきたい。

M・Sさん(♀)

今回は、私が“しくじり先生”として、自分の失敗を教訓として伝えたい。皆も、物事をつい後回しにしてしまうことはないだろうか。私はよくあった。忙しいから、疲れているから、他にやりたいことがあるから。そう自分に言い訳をし、「いつかやろう」と先延ばしにすることが多かった。しかし、その結果、私は大きな後悔を抱えることになった。それは、会いたい人に、会えるうちに会わなかったという後悔である。遡ること1年半前。私はいつも通り、家族との夕食を囲み、穏やかで何気ない時間を過ごしていた。その時、突然訃報が届いた。亡くなったのは同い年の女の子。幼い頃はよく遊び、お泊まりをし、家族同然の存在だった。大人になってからは会う頻度は減ったが「またいつか会おう」と思っていたし、会えることを当然の未来として疑わなかった。しかし、その「いつか」は、もう永遠に来なくなった。現実を受け入れられず、愕然とした。そして痛感した。20代だからといって、未来が約束されているわけではない、と。その瞬間、私は心に決めた。やりたいことは、先延ばしにしない。すぐにやる、と。人は必ずいつか死ぬ。その時がいつかは誰にも分からない。だからこそ、今生きているうちに、元気なうちに、心が動いたそのタイミングで行動すべきだと思う。行動しなかったことで、一生の後悔が生まれるかもしれないから。