巨人の阿部監督辞任というニュースには驚かされた。皮肉にも、AIが人の仕事を奪ったようにも映る出来事であった。報道によると、18歳の長女に暴行した疑いで一時逮捕されたが、その長女が最初に相談した相手は、親友や母親ではなく生成AIであったという。悩みや不安を抱えた時、まずAIに相談することが当たり前になりつつある現代を象徴する話だと感じた。一方で、先週末には今年の新卒社員による「親孝行プロジェクト」が行われた。初任給を手に実家へ帰省し、これまで育ててくれた両親や家族へ感謝を伝えるという一大イベントである。感謝の気持ちを言葉にするのは照れくさいものだが、社会人になるまで支えてくれた家族へ思いを伝えることには大きな意味がある。AIは便利であり、悩み相談の相手としてもますます身近な存在になっていくだろう。しかし、どれだけ技術が進歩したとしても、人と人とのつながりや家族の愛情まで代替することはできないはずである。親が子を思い、子が親を思う気持ちは、どんなに時代が変わっても本質的に変わるとは思えない。
- 2026/06/01