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3分間スピーチ

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S・Mさん(♀)

この言葉は「事を成し遂げるためには、その準備に8割、実際の作業には2割の時間を使うべきだ」という意味だ。つまり、準備がきちんとできていれば、作業そのものはスムーズに進むという考え方である。私は最近、この言葉を聞いた際に「確かにそうだな」と思った。例えば、旅行の計画を立てる時。行きたい場所や持って行く物をきちんとリストアップし準備しておけば、当日は楽しむことだけに集中できる。逆に準備不足だと、忘れ物などで慌ててしまう。仕事でも、この考え方は非常に重要だ。プロジェクトのゴールや、社員同士の役割を共有できていると安心感があり、予想外のことが起きても対応しやすい。計画、準備、そしてチーム全体の理解。これらがきちんと行われているかどうかが、作業効率や成果に大きく影響を及ぼすのだ。ちょっとしたことでも「準備しておくと楽になるかな?」と考えてみると、意外と効率が上がるかもしれない。「まずは段取りを整える」ことを意識して一日をスタートしたい。


E・M執行役員(♀)

子供の部活で、監督交代という事態が起きた。新しい監督は既に来ていたが、話し合いの末、今年は現監督主体で活動することが決まった矢先の出来事である。子供たちは動揺し、夏合宿も中止となり、練習量も大幅に減ってしまった。発端は、引退した先輩の親御さんによる「現監督の不正」に関する通報だった。内容は、夏だけでなく冬にも合宿を行ったことや会計を立替で処理したことなどで、子供たちの為を思って行ってくれたことでもあり、現役選手やその親からすれば「それが問題なのか」という程度のものだった。今回学んだのは、一人の声が然るべきところに届けば、それがあたかも全員の総意のように扱われてしまうということだ。「皆が言っている」と表現されると、本当にそう聞こえてしまい、積み重ねてきた話し合いも無に帰してしまう。子供たちにとっては辛い経験だったが、理不尽さや逆境を仲間と共に乗り越える中で、より強く成長できるだろう。そして今回の出来事は、大人こそが冷静さと公平さを持ち、声の大小に惑わされずに事実を見極める責任があるという教訓にしたい。

迎社長(♂)

日頃のニュースを見て、何か感じないだろうか?神戸では面識のない女性が、動機も不明なまま殺害されるという事件が起き、社会の異常さを痛感させられる。恐怖や不可解さだけでなく、罪のない人々が理不尽なリスクを背負わざるを得ない世の中そのものが異常事態である。さらに、8月の終わりにもかかわらず35℃を超える猛暑日が続き、史上最高や今年最多の記録が更新された。明らかに地球温暖化の影響と考えられるが、反面、ガソリン減税が喜ばれる現状は、長期的には化石燃料依存と二酸化炭素排出を助長しており、50年先、100年先の未来を危うくしているのではないかと感じる。私自身が衝撃を受けたのは、自動運転バス「レベル2」の実証実験で起きた事故だ。運転手が同乗し一部を自動化する仕組みであったが、事故が自動運転中か手動運転中かは不明のまま、東京都での実験はすべて中止された。これでは日本が世界からさらに遅れを取ってしまう懸念もある。AIが暴走し、人間が制御できなくなるというSF映画のような未来も現実味を帯びつつあり、本当に恐ろしい。今までの常識が通用しなくなる社会に、強く考えさせられる。

J・Sさん(♂)

先日、夏季休暇で親戚と過ごした際、小学4年生の姪がスマホを操作しており驚いたが、実際には親のスマホを借りていた。話題は「子供にスマホを持たせるかどうか」となり、できれば避けたいが周囲の友人が持ち始めると仕方ないという意見もあった。調べてみると、ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズは子供に14歳までスマホを与えなかったという。スマホは予測できない「小さな報酬」を与え続け、脳内でドーパミンを分泌させるため、依存に陥る危険性があるとされている。最近では愛知県豊明市で「余暇のスマホ利用を1日2時間まで」とする条例案も提出され、議論を呼んでいる。自分の利用状況を振り返ると、アラームでの起床、通勤時のICカード、決済、出退勤登録、連絡、安否確認、情報収集や娯楽など、生活の多くをスマホに依存していた。財布を忘れても困らないが、スマホを忘れると必ず取りに戻るほどである。実際に利用時間を調べると平均5時間、多い日は8時間に達していた。以前はアプリに熱中して10時間以上使っていた時期もあり、会話中に相手がスマホを見ていると不快に感じたことから、自分も人と話すときには触らないよう意識している。スマホは今や欠かせない存在であり便利であるが、同時に時間を奪う側面も大きい。依存を避け、上手に付き合っていくことが重要であると改めて感じた。皆も一度、自分の利用時間を確認してみると良いと思う。

M・Dさん(♀)

私には小学校に通う子供がいる。その学校では父兄が朝の登校時間に通学路の交差点に立ち、子供たちを見守る活動がある。正直、働く親にとっては負担が大きいのではないかと思ったが、逆に通学の様子を直接見られる貴重な時間と捉え、参加することにした。活動を始めてまず感じたのは、今の小学生はあまり挨拶ができないということだった。そこで、自分の子供が小学校を卒業するまでに、みんなが挨拶してくれるようになることを目標とした。大きな声で挨拶をしたり、目を見て声をかけたりしたが効果は薄く、最も効果があったのは、挨拶の後に必ず返事をしやすい言葉を添えることだった。「1時間目の授業は何かな?」「朝ごはんは何を食べてきたかな?」といった声掛けを続けることで、子供たちは少しずつ口を開くようになり、3~4年かけてほとんどの子供たちが元気に挨拶できるようになった。この活動を通じて私は二つのことを学んだ。一つは、継続することの大切さ。もう一つは、社会貢献や地域貢献に取り組む際には、その活動の意味を考え、自分にできることや求められていることを意識することの重要性である。社訓にもあるように、人と人とのコミュニケーションを大切にしながら、心からの地域貢献・社会貢献活動を続けていかなければならないと、改めて身の引き締まる思いとなった。

Y・Y取締役(♂)

先日お客様との打ち合わせで、ある計算方法について指定をいただいた際に気になる点があったため確認したところ、お客様自身も想定していなかった部分であることが判明し、その場で対応することができた。もし気付かずに進めてしまっていれば、納品が不可能になるところであった。このようなことはよくある話であり、お客様は頭の中でやりたいことを把握していても、すべてを言語化して共有するわけではない。10あるうちの1〜2しか示されないことも多い。残りをどう引き出すかは、こちらからのアプローチ次第で結果が大きく変わる。お客様の説明をそのまま鵜呑みにして進めてしまえば、必ず問題が発生する。そうならないためには先を読みながら話を聞き、疑問点を掘り下げて確認する姿勢が不可欠である。打ち合わせの終盤には「この理解でよいか」と整理して説明し、最終確認をとることが重要である。正解は常にお客様の頭の中にあり、勝手に判断してはならない。そして確認内容を必ず議事録に残すことで、万一の齟齬も修正可能となる。正しく聞く姿勢と丁寧な確認こそが、確実な成果につながるということを常に意識して取り組んでほしい。

A・Kさん(♀)

「全ての言葉には、その言葉が生まれた理由がある。誰かが誰かに何かを伝えたくて、必要に迫られて生まれてきた」これは先日終了したドラマ「舟を編む」の一節である。辞書編纂を題材としたこの作品は、言葉の重みや使い方の大切さを描いていた。私たちは日々、言葉によって相手を傷つけたり、自分が傷ついたりすることがある。意図が正しく伝わらないことも少なくない。劇中では「言葉自体が悪いのではなく、選び方と使い方が大切」と語られていた。確かに語彙が豊かであれば、相手に分かりやすく、しかも傷つけずに伝えられる。だが語彙が乏しいと「あれ」「それ」と曖昧に済ませてしまいがちである。そこで語彙力を高める方法を調べた。1つ目は新聞や本を音読すること。朝と夜に1分ずつ続けるだけで語彙が増えるという。2つ目は口癖を言い換えること。「かわいい」「やばい」といった言葉を別表現に置き換え、理由を三つ挙げると表現力が広がるそうだ。3つ目は回文遊びで、言葉の感覚を磨くこと。最後に日本語字幕付きで映画やドラマを観ること。耳と目の両方で言葉に触れると語彙が増えるそうだ。語彙を少しずつ増やし、選んで使う意識を持てば、思いを正確に伝えられ、無用に傷つけ合うことも減るだろう。言葉は人をつなぐ架け橋だからこそ、その力を磨いていきたい。

M・Sさん(♂)

目標を立てて管理することは、仕事においてとても重要である。だが、それと同じくらい、あるいはそれ以上に、私が日々意識しているのが「言わないようにしていること」である。些細なことのように思えるかもしれないが、職場の空気や人のやる気に大きな影響を与えるものだと感じている。まず1つ目は「どうでもいい」という言葉である。会社のためにと思って意見を出したときに、相手から「そんなのどうでもいい」と言われれば、気持ちは一気に冷めてしまう。言った本人に悪気がなくても、受け取る側にとっては大きなダメージとなる。2つ目は「知らない」である。「知らない」という言葉には様々な意味があるが、組織の中で問題が起きたときに、責任者が「そんなの知らない」と言ってしまうのは完全にアウトである。たとえ技術的に知らないことを聞かれたとしても「知らない」で終わらせず、知っていそうな人を紹介したり、今ならAIを使って調べて伝えることもできる。そうした姿勢が信頼につながると考えている。そして3つ目は「できない」である。仕事で「できない」と言ってしまうと、そこでチャンスが閉ざされてしまう。たとえ経験がなくても、売上達成が難しくても「どうすればできるか」を考えることが大切である。「言わないようにすること」は、直接的に何かを達成するためのスキルではない。だが、意識すればすぐに実行できることである。ぜひ今日から試してみてはどうだろうか。

S・Tさん(♂)

皆は「宇宙旅行」と聞いて、どのようなイメージを思い浮かべるだろうか。多くの人にとっては、まだ遠い未来の娯楽に感じられるかもしれない。しかし、世界には既にその実現に向けて着実に歩みを進めている企業が存在する。その一つが、アメリカの民間企業「ブルーオリジン社」である。同社が運用するロケット「New Shepard(ニューシェパード)」は、宇宙旅行の可能性を現実のものにしつつある。New Shepardは、8月3日に有人飛行ミッション「NS-34」を実施した。これは14回目の有人飛行であり、完全自動操縦で6人のクルーを乗せていた。打ち上げからわずか3分後には無重力状態に入り、クルーたちは約3分間の無重力を体験したのち、地球に帰還した。往復わずか10分間の「宇宙旅行」である。その様子はYouTubeでリアルタイム配信され、無重力で歓喜の声を上げる様子が世界に届けられた。この体験は、私たちが「宇宙旅行」と聞いて想像するものとは少し違うかもしれない。しかし私は、このNew Shepardの挑戦こそが現代における「最も宇宙旅行に近い」取り組みだと考えている。今はまだ「宇宙旅行」と呼ぶには早いかもしれない。だが、数十年後、あるいは数百年後に宇宙旅行が身近な娯楽となった時、最初の一歩として語られるのは、このNew Shepardのミッションであるに違いない。

M・Nさん(♂)

九州で温帯低気圧が台風に変わったというニュースを見た。毎年のように更新される猛暑日や豪雨災害も、地球温暖化の影響とされている。これは「温室効果ガス」と呼ばれる二酸化炭素(CO₂)やメタン、フロンなどが大気中に過剰に存在することが原因だという。自分の子供の頃には、二酸化炭素の削減が必要だという認識すらなく、何気ない日常を送っていた。一方で、近年のAIの発展と普及は目覚ましい。そのAIに「効率的に搾取するには」「他人を懲らしめるには」といったネガティブな質問が投げかけられているとも聞く。真偽は定かではないが、その話を耳にして映画『ターミネーター』を思い出した。映画の中では、AIが「人間は不要」と判断し、機械が人間に攻撃を仕掛けるところから物語が始まっていたと記憶している。人間の負の側面ばかりを見せられれば、AIがそのように育ってしまうのも理解できなくはない。気候変動もAIの行く末も、結局は私たち一人ひとりの無自覚や無知の積み重ねによって形作られている。これこそ「バタフライ効果」であり、わずかな行動や選択が大きな結果をもたらすことを示しているのだ。身近なところでも、5年後・10年後の未来は、今この瞬間の自分の言動によって左右されるだろう。「知らなかった」「気づかなかった」では済まされない事態を招かないためにも、日々の小さな言動を意識し、思わぬ結果を呼び込まないようにしたい。