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3分間スピーチ

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M・I支店長(♂)

先日、娘が漢字テストの勉強中に「集中力が続かない」と嘆いていた。そこで私が紹介したのが「ポモドーロ勉強法」だ。これは25分間の学習と5分間の休憩を1ポモドーロと数え、これを4回繰り返したら15~30分の長めの休憩を取る時間管理術である。名称は、考案者フランチェスコ・シリロがトマト型のキッチンタイマーを用いていたことに由来し、イタリア語で「トマト」を意味する“ポモドーロ”と名づけられたそうだ。実際に娘が試してみたところ、短い集中と休憩のリズムで学習がはかどったと喜んでいた。ポモドーロ勉強法には、「オン・オフを切り替えやすい」「モチベーションを維持しやすい」「時間の使い方を見直せる」といったメリットがある一方で、「必ずしもすべての人に合うわけではない」「読解や思考が必要な勉強には25分が短く感じることがある」などの注意点もある。そのため、学習内容や本人の性格に応じて、1ポモドーロの時間を調整したり、休憩のとり方を工夫したりすることも有効だ。集中力の維持に悩んでいる方や、学習リズムを見直したい方には、一度試してみる価値がある方法だと思う。

Y・Yさん(♀)

先日、適性診断を受ける機会があった。いくつかの簡単な質問に答えるだけで、自分の長所や短所、ストレス耐性、適した職種などが分かるものだった。診断結果を見てみると、ポジティブな面として「社交的」「仕事に対する意欲があり前向き」「楽天的」といった記載があり、一方でネガティブな面としては「情緒にムラがありカッとしやすい」「感情が表に出やすい」と指摘されていた。どちらの面にも思い当たる節があり、自分の苦手な部分を見抜かれたようで、少しドキッとした。では、この結果を受けて、ネガティブな部分を改善するにはどうすればよいだろうか。例えば、カッとなりそうなときには一呼吸おいてから対応する、感情が表情に出すぎないよう意識して笑顔を心がける、といったように、感情の舵取りが必要になる。また、感情の起伏が激しくなるのは、たいてい時間に追われているときや予想外の出来事に直面したときだ。そのため、余裕のあるスケジュールを立て、見通しを持って業務を進められるように改善していきたい。このように「自分を知ること」は、より良い自分へと成長するための足掛かりになるのではないだろうか。誰かに教えられた他人の成功例にばかり目を向けるのではなく、自分自身を知り、内省しながら、より良い自分を磨き上げていきたい。

Y・Oさん(♂)

先日、お客様との打合せの際、先方の上司が自社の担当者に対して行った指摘を聞き、ハッとさせられた。その担当者は「要求事項の変更に伴い、データの増加に関する調査を依頼したい」と、他社の担当者に依頼していたのだが、これに対し上司は「どの程度増えるのか、見込みや当社としての想定がないと、作業には着手できないだろう」と指摘していた。私はそのやりとりを特に気に留めず聞いていたが、上司の言葉を聞いて、自分が若い頃によく曖昧な表現で叱られていたことを思い出した。「あれ」「これ」「データ」「情報」といった言葉である。「あれ」や「これ」などの指示語については、新人の頃によく「そんな言い方で伝わるわけがないだろう!」と怒られたものだ。特に、上司や先輩は一つの案件だけに集中しているわけではないため「○○案件の○○について」と具体的に伝えなければ、何の話をしているのか理解できないのは当然である。また、ある程度の年次になると、つい便利に使ってしまう言葉に「情報」や「データ」がある。頻繁に使われるが、それだけでは何の情報なのか、どのようなデータなのかが分からず、情報共有が曖昧になる原因となる。結果として、指示も適当になりがちで、案件そのものがスムーズに進行しないことも多い。これはお客様との認識合わせにおいても同様である。トヨタ社には「雑な言葉からは雑な仕事しか生まれない」という言葉があるそうだ。私自身も忙しくなると、つい指示が曖昧になってしまうことがあり、そのたびに反省している。今後も、正確で具体的な言葉を選ぶことを意識し、丁寧なコミュニケーションを心掛けていきたい。

K・A取締役(♂)

最近「REAL VALUE」という番組を観て、起業家にもさまざまなタイプがいることを実感した。ある企業の社長は、アフリカのある国において「お金を借りられない」という社会課題に着目し、その解決のために現地でファンドを設立し、困っている人々に資金を融資する仕組みを構築していた。お金を借りられない主な理由は、家がないことや定職に就いていないことにあるが、これを解消すべく、現地の決済アプリとAIおよび与信システムを連携させ、個人ごとの過去の支払い履歴を基に支払能力を判定し、適切な与信枠を設定する仕組みを提供しているという。アフリカでは金利が高い傾向にあるため、低金利でより多くの顧客を獲得しようとする姿勢が伺え、説明を聞くだけでも事業の将来性が感じられた。一方、別の企業の社長は動画制作事業を手がけており「熱意では誰にも負けない」という姿勢は印象的だったが、具体的な集客方法や売上目標が示されておらず、加えて市場には競合が多いため、成長性や独自性を感じることはできなかった。このように、企業ごとに成長性の有無には明確な差があり、自社の事業に置き換えて考えても、より具体的な目標と成長を見込める施策の重要性を改めて認識した。

H・Yさん(♀)

先日、キッチンの換気扇が動いていないことに気づいた。思い返せば、料理中に「空気がこもっている」と感じることが何度かあったが、それを大きな問題とは捉えず、見過ごしてしまっていた。その結果、実際にはまったく換気ができていなかったのである。原因を調べたところ、換気扇を設置した業者が、本来外す必要のないコネクタを誤って外していたことが判明した。この出来事を通じて感じたのは、「目に見えない問題を見つける力の重要性」だ。仕事においても、表面上は順調に見えていても、水面下には見過ごされがちな課題が潜んでいることがある。「何となく違和感があるけれど、まぁ大丈夫だろう」と放置してしまうと、それが後に大きなトラブルにつながる可能性がある。では、どうすればそうした見えない問題を見つけられるのか。その鍵は、「小さな違和感を無視しないこと」、そして「意識的に状況を確認すること」にあるのではないか。今回のケースでいえば、「空気がこもっている」という感覚を覚えた時点で換気扇の動作を確かめていれば、もっと早く対応できたはずだ。日常や仕事の中で感じる微細な違和感や変化を見逃さず、早い段階で原因を突き止めようとする姿勢は、問題を小さいうちに解決するために不可欠である。そして、必要なときには周囲と連携し、協力しながら解決にあたることも大切だ。この一件を通じて、そうした姿勢を今後も忘れずに持ち続けたいと改めて感じた。

D・S部長(♂)

作業と仕事の違いについて、考えたことがあるだろうか。一般的に「作業」には明確なゴールがあり、指示された内容をその通りにこなすことが求められる。一方、「仕事」には単に終わらせるというゴールはなく、むしろ目的や価値を自ら考え、付加価値を加えて成果として返すことが求められるものだと、私は考えている。たとえば、ニュースやネットの記事などで、会社を辞める理由として「組織との不和」が挙げられることがある。しかし、突き詰めてみると、その多くは「自分の働きが正しく評価されていない」と感じたことによる不満であることが多いように見える。だが、その人は本当に「仕事」をしていたのだろうか。ただ言われたことをこなすだけの「作業」に従事していたのではないか。周囲やチームへの配慮、全体への貢献意識が欠けてはいなかったか。そう思わずにはいられない。当然のことだが、会社という組織は単に「作業」ができる人を評価するわけではない。組織が求めているのは、周囲と連携しながら付加価値を生み出し、「仕事」として成果を返す人財である。TWS社員の皆には、どうか独りよがりな自己完結に陥ることなく、常に「付加価値を加えた仕事」を意識して、日々の業務に取り組んでもらいたいと願っている。

H・Tさん(♂)

私は昨年まで技術者として社内の受託業務に従事していたが、今年から営業職として活動しており、慣れない業務に日々悪戦苦闘している。そんな私がかつて携わっていたのは、銀行のシステム改修業務である。そこでは非常に優秀なプロジェクトマネージャが指揮を執っており、システム要件を一人で決めてしまうほどの信頼と実力を持つ人物だった。最初の打ち合わせでは、特に可もなく不可もなくといったやり取りだったが、数回の打ち合わせを重ねるうちに「今回の資料はわかりやすくてよい」との評価をいただいた。そしてその直後から、重要な案件を任せてもらえるようになり、嬉しく思ったことを今でも覚えている。そのとき実感したのは、丁寧に資料を作り、真摯に業務に取り組んでいれば、すぐに評価されなくとも、必ず誰かが見てくれているということだ。何事もやるべきことを確実に積み重ねていけば、いずれ成果として返ってくる。今後も、相手が何を求めているのかを正確に感じ取り、そのニーズに応じた資料や提案ができるよう、意識して取り組んでいきたい。

S・Sさん(♀)

現在携わっている業務に就いて、ちょうど1年が経過した。配属当初は、専門用語が飛び交う現場に戸惑い、ついていくのが精一杯という状態であった。しかし、それまで二人体制で回していた業務に、私が加わることで三人体制となり、多少の余裕があった為、分からないことや記憶が曖昧な部分についても、思い出すまでの時間的な余裕があり、自分なりに業務を振り返りながら取り組むことができていた。しかし、ある時もう一人の担当者がご家族の事情により数か月の休職となり、再び二人体制となった。すると、未処理の書類が溜まり始め、ミスも発生するなど、業務がうまく回らなくなる状況に陥った。そのような中で、私は考え方を少し変えてみることにした。自分は、切羽詰まった状況にならないと甘えが出てしまう性格だと自覚していたため、むしろ今このタイミングで壁にぶつかって良かったのだと前向きに捉えるようにした。覚えきれていないことや苦手な業務をこの機会に克服できれば、必ず成長につながるはずだと信じ、気持ちを切り替えて乗り越えた。誰しも、当初は先輩に手取り足取り教えてもらえる環境にあるかもしれない。しかし、それが永遠に続くとは限らない。いざという時には自分が中心となって業務を回せるよう、日頃から意識を高く持ち、主体的に仕事に取り組むことが大切であると強く感じた一年であった。

J・Kさん(♂)

「時代はまわる」とよく言われる。たとえばファッションでは、親が若い頃に着ていた服が、令和の今になって再び流行することがある。音楽においても、昭和や平成にヒットした楽曲が再評価され、再ブレイクすることがある。かつて解散したグループが再結成される例もあり、まさに時代はめぐっていると感じる。ただし、IT業界は社訓にもあるように、常に時代をリードし、最先端を走ることが求められる業界である。しかし、そうした業界においても、過去の技術や知識が現在において活きている場面は少なくない。たとえば、今回新卒社員が合格したVBA試験は、私も20年前に取得したものであるが、いまだにExcelマクロを用いる現場は多く存在する。これから多くのことを学ぶことになるが、その一つひとつが将来に活きる意味のある学びである。だからこそ、日々の研修に真摯に取り組み、毎日を大切にしてもらいたい。

S・Mさん(♀)

私が新卒で配属されたお店での出来事。私は、先輩の近くで接客の仕方を学びながら、カウンターで事務作業をしていた。次のお客様をお呼びする準備をしていたのだが、突然、一人の男性がカウンターの前に無言で立ち、見ると手には刃物を持っていた。一瞬、何が起こっているのか理解できず、その場に立ち尽くしてしまい、まるで時間が止まったような感覚だった。すると、先輩社員が「強盗が来た時の合言葉」を発してくれ、それを受けて上司がすぐに私たちのカウンターに駆けつけ、他の社員が非常通報ボタンを押して対応した。幸い、その男性は誰も傷つけることなく立ち去り、大きな被害には至らなかった。私は、突然の出来事に恐怖と驚きで何もできず、犯人の特徴すら覚えていなかったことがずっと心に残っている。この経験を通じて訓練の大切さを身をもって学んだ。訓練は「起こるかもしれない現実」への準備だ。その準備こそが、自分や周囲の命を守る大きな力になる。地震や火災など、災害への備えにも同じで「まさか」に備えるためにも、訓練は他人事ではなく、自分ごととして真剣に取り組んでほしい。それがきっと、大切な人を守ることにつながるはずだ。