前回の朝礼では、今年の抱負についてスピーチした。二つの目標のうち、一つ目は、毎月1冊以上のビジネス本を読むこと。二つ目は、社外の人たちと積極的に交流することである。この二つの目標を掲げた理由は、昨今、AIやロボットが驚くべき速さで進化しており、このままでは仕事の多くがAIやロボットに代替されてしまうのではないかという危機感を抱いたためである。少し前までのAIは、一問一答を重ねる使い方が中心であった。しかし現在は、AIエージェントと呼ばれる、自分の周囲のチームメイトやパートナーのように振る舞い、スキルやタスクを学習し、自分の代わりに仕事を担うレベルにまで進化している。今後、AIやロボットがさらに進化し、世の中の単純作業の多くを担うようになれば、良くも悪くも私たちの仕事に大きな影響が及ぶことになる。場合によっては、これまで人が担ってきた仕事の一部が失われる可能性もある。一方で、AIやロボットには難しい領域もある。例えば、お客様への営業活動、信頼関係の構築、そしてクレーム対応などである。こうした相手の感情や状況をくみ取りながら対応する仕事は、依然として人間にしかできない部分が大きい。だからこそ、その領域をこれまで以上に高いレベルで担えるようになる必要がある。重要なのは、AIを恐れることではない。AIに任せられる仕事は積極的に任せ、その上で人間にしかできない価値を高めていくことである。これからは、AIと対立するのではなく、AIと共存しながら、自分自身の仕事のスタイルを確立していくことが重要である。