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3分間スピーチ

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K・A取締役(♂)

最近「REAL VALUE」という番組を観て、起業家にもさまざまなタイプがいることを実感した。ある企業の社長は、アフリカのある国において「お金を借りられない」という社会課題に着目し、その解決のために現地でファンドを設立し、困っている人々に資金を融資する仕組みを構築していた。お金を借りられない主な理由は、家がないことや定職に就いていないことにあるが、これを解消すべく、現地の決済アプリとAIおよび与信システムを連携させ、個人ごとの過去の支払い履歴を基に支払能力を判定し、適切な与信枠を設定する仕組みを提供しているという。アフリカでは金利が高い傾向にあるため、低金利でより多くの顧客を獲得しようとする姿勢が伺え、説明を聞くだけでも事業の将来性が感じられた。一方、別の企業の社長は動画制作事業を手がけており「熱意では誰にも負けない」という姿勢は印象的だったが、具体的な集客方法や売上目標が示されておらず、加えて市場には競合が多いため、成長性や独自性を感じることはできなかった。このように、企業ごとに成長性の有無には明確な差があり、自社の事業に置き換えて考えても、より具体的な目標と成長を見込める施策の重要性を改めて認識した。

H・Yさん(♀)

先日、キッチンの換気扇が動いていないことに気づいた。思い返せば、料理中に「空気がこもっている」と感じることが何度かあったが、それを大きな問題とは捉えず、見過ごしてしまっていた。その結果、実際にはまったく換気ができていなかったのである。原因を調べたところ、換気扇を設置した業者が、本来外す必要のないコネクタを誤って外していたことが判明した。この出来事を通じて感じたのは、「目に見えない問題を見つける力の重要性」だ。仕事においても、表面上は順調に見えていても、水面下には見過ごされがちな課題が潜んでいることがある。「何となく違和感があるけれど、まぁ大丈夫だろう」と放置してしまうと、それが後に大きなトラブルにつながる可能性がある。では、どうすればそうした見えない問題を見つけられるのか。その鍵は、「小さな違和感を無視しないこと」、そして「意識的に状況を確認すること」にあるのではないか。今回のケースでいえば、「空気がこもっている」という感覚を覚えた時点で換気扇の動作を確かめていれば、もっと早く対応できたはずだ。日常や仕事の中で感じる微細な違和感や変化を見逃さず、早い段階で原因を突き止めようとする姿勢は、問題を小さいうちに解決するために不可欠である。そして、必要なときには周囲と連携し、協力しながら解決にあたることも大切だ。この一件を通じて、そうした姿勢を今後も忘れずに持ち続けたいと改めて感じた。

D・S部長(♂)

作業と仕事の違いについて、考えたことがあるだろうか。一般的に「作業」には明確なゴールがあり、指示された内容をその通りにこなすことが求められる。一方、「仕事」には単に終わらせるというゴールはなく、むしろ目的や価値を自ら考え、付加価値を加えて成果として返すことが求められるものだと、私は考えている。たとえば、ニュースやネットの記事などで、会社を辞める理由として「組織との不和」が挙げられることがある。しかし、突き詰めてみると、その多くは「自分の働きが正しく評価されていない」と感じたことによる不満であることが多いように見える。だが、その人は本当に「仕事」をしていたのだろうか。ただ言われたことをこなすだけの「作業」に従事していたのではないか。周囲やチームへの配慮、全体への貢献意識が欠けてはいなかったか。そう思わずにはいられない。当然のことだが、会社という組織は単に「作業」ができる人を評価するわけではない。組織が求めているのは、周囲と連携しながら付加価値を生み出し、「仕事」として成果を返す人財である。TWS社員の皆には、どうか独りよがりな自己完結に陥ることなく、常に「付加価値を加えた仕事」を意識して、日々の業務に取り組んでもらいたいと願っている。

H・Tさん(♂)

私は昨年まで技術者として社内の受託業務に従事していたが、今年から営業職として活動しており、慣れない業務に日々悪戦苦闘している。そんな私がかつて携わっていたのは、銀行のシステム改修業務である。そこでは非常に優秀なプロジェクトマネージャが指揮を執っており、システム要件を一人で決めてしまうほどの信頼と実力を持つ人物だった。最初の打ち合わせでは、特に可もなく不可もなくといったやり取りだったが、数回の打ち合わせを重ねるうちに「今回の資料はわかりやすくてよい」との評価をいただいた。そしてその直後から、重要な案件を任せてもらえるようになり、嬉しく思ったことを今でも覚えている。そのとき実感したのは、丁寧に資料を作り、真摯に業務に取り組んでいれば、すぐに評価されなくとも、必ず誰かが見てくれているということだ。何事もやるべきことを確実に積み重ねていけば、いずれ成果として返ってくる。今後も、相手が何を求めているのかを正確に感じ取り、そのニーズに応じた資料や提案ができるよう、意識して取り組んでいきたい。

S・Sさん(♀)

現在携わっている業務に就いて、ちょうど1年が経過した。配属当初は、専門用語が飛び交う現場に戸惑い、ついていくのが精一杯という状態であった。しかし、それまで二人体制で回していた業務に、私が加わることで三人体制となり、多少の余裕があった為、分からないことや記憶が曖昧な部分についても、思い出すまでの時間的な余裕があり、自分なりに業務を振り返りながら取り組むことができていた。しかし、ある時もう一人の担当者がご家族の事情により数か月の休職となり、再び二人体制となった。すると、未処理の書類が溜まり始め、ミスも発生するなど、業務がうまく回らなくなる状況に陥った。そのような中で、私は考え方を少し変えてみることにした。自分は、切羽詰まった状況にならないと甘えが出てしまう性格だと自覚していたため、むしろ今このタイミングで壁にぶつかって良かったのだと前向きに捉えるようにした。覚えきれていないことや苦手な業務をこの機会に克服できれば、必ず成長につながるはずだと信じ、気持ちを切り替えて乗り越えた。誰しも、当初は先輩に手取り足取り教えてもらえる環境にあるかもしれない。しかし、それが永遠に続くとは限らない。いざという時には自分が中心となって業務を回せるよう、日頃から意識を高く持ち、主体的に仕事に取り組むことが大切であると強く感じた一年であった。

J・Kさん(♂)

「時代はまわる」とよく言われる。たとえばファッションでは、親が若い頃に着ていた服が、令和の今になって再び流行することがある。音楽においても、昭和や平成にヒットした楽曲が再評価され、再ブレイクすることがある。かつて解散したグループが再結成される例もあり、まさに時代はめぐっていると感じる。ただし、IT業界は社訓にもあるように、常に時代をリードし、最先端を走ることが求められる業界である。しかし、そうした業界においても、過去の技術や知識が現在において活きている場面は少なくない。たとえば、今回新卒社員が合格したVBA試験は、私も20年前に取得したものであるが、いまだにExcelマクロを用いる現場は多く存在する。これから多くのことを学ぶことになるが、その一つひとつが将来に活きる意味のある学びである。だからこそ、日々の研修に真摯に取り組み、毎日を大切にしてもらいたい。

S・Mさん(♀)

私が新卒で配属されたお店での出来事。私は、先輩の近くで接客の仕方を学びながら、カウンターで事務作業をしていた。次のお客様をお呼びする準備をしていたのだが、突然、一人の男性がカウンターの前に無言で立ち、見ると手には刃物を持っていた。一瞬、何が起こっているのか理解できず、その場に立ち尽くしてしまい、まるで時間が止まったような感覚だった。すると、先輩社員が「強盗が来た時の合言葉」を発してくれ、それを受けて上司がすぐに私たちのカウンターに駆けつけ、他の社員が非常通報ボタンを押して対応した。幸い、その男性は誰も傷つけることなく立ち去り、大きな被害には至らなかった。私は、突然の出来事に恐怖と驚きで何もできず、犯人の特徴すら覚えていなかったことがずっと心に残っている。この経験を通じて訓練の大切さを身をもって学んだ。訓練は「起こるかもしれない現実」への準備だ。その準備こそが、自分や周囲の命を守る大きな力になる。地震や火災など、災害への備えにも同じで「まさか」に備えるためにも、訓練は他人事ではなく、自分ごととして真剣に取り組んでほしい。それがきっと、大切な人を守ることにつながるはずだ。

G・Hさん(♂)

私の趣味は登山だ。4年ほど前、運動不足を解消しようと思い立って始めたのだが、思いのほか続いている。昨年はおおよそ月に2回のペースで登っていた。最近はなかなか時間が取れず行けていないが、できることなら週に1回は山に登りたいと思っている。なぜここまで登山が趣味として続いているのかを考えてみると「運動不足の解消」という目的も大きいが、それ以上に「自己肯定感を得られること」が理由として大きい。早起きして目標の山に向かい、歩き出す。徐々に疲れてくると「つらいな」「今日はもう引き返そうかな」といった思いが頭をよぎるが、それでも一歩一歩足を前に出し続ければ、確実に頂上に近づいていく。そして、登頂すれば、普段は見ることのできない「絶景」というご褒美が待っている。その景色を眺めながら「やり切った」という達成感と共に「諦めずに最後までやり遂げた、凄い自分」と認める気持ち、すなわち自己肯定感が湧いてくる。この感覚が味わいたくて、私は山に登っているのだ。最近はその自己肯定感が不足しているのか、少し気持ちが弱ってきている気がする。だからこそ、そろそろタイミングを見つけて、また山に登りたいと思っている。もし日常の中で自己肯定感が足りないと感じている人がいたら、ぜひ一度、登山に挑戦してみてはいかがだろうか。

K・Uさん(♂)

私がIT業界に入って最初の配属先は金融系の情報処理センターで、顧客先に常駐するSES業務であった。そこには非常に優秀なリーダが在籍しており、業務を的確にこなすだけでなく、豊富な知識を持ち、顧客や協力会社からの信頼も厚い人物であった。しかし、そのリーダは、たった一度の重大なミスにより現場を去ることとなった。そのミスとは「本番環境における確認作業の不備」である。本来は2名体制でチェックシートに沿って作業を確認・実行すべきところ、当日はもう一人の担当者が休みで、彼が単独で対応することとなった。顧客もその状況を黙認し、チーム内にも彼に注意を促せる雰囲気はなかった。だが、そうした時にこそ事故は起こる。結果として、それまで築き上げてきた信頼は一瞬で失われ、彼は現場からの撤退という大きな損失を被った。当社では「100-1=0」という言葉がある。これは、どれだけ完璧に仕事をこなしていても、たった一つの過失が全てを台無しにするという意味であり、企業にとっては致命的になり得る。これは「個人」にも同じことが言える。どれほど日々真面目に働いていても、一度の重大なミスで信頼や評価が失われることがある。順調なときほどリスクを想定し、予見し、備えることが重要である。それは業務の重要な一部であり、責任ある社会人の基本的な姿勢でもある。当社には「インシデントチェック」という有効なツールがある。これを真剣に活用し、事故を未然に防ぐ意識を常に持って業務に臨むべきである。

G・O執行役員(♂)

ある出来事をめぐって、ニュース等で最初に報じられた情報を見たとき、私たちは無意識のうちにイメージや感情を形成してしまうことがある。先日、地域の小学校に「部外者が入り、対応した職員が怪我をした」というニュースが流れた。その第一報を聞いた時、多くの人が「物騒な世の中になった」といった印象を抱いたのではないだろうか。しかし続報が出るたびに、当初の印象とは異なる背景が見えてくることがある。関係者の人数や背景、事件の動機などが次第に明らかになっていく中で、最初に思い描いたストーリーとはまったく違った構図が浮かび上がることもあるだろう。ここで重要なのは、断片的な情報だけで判断しないことだ。もし、報道された出来事の裏に、複雑な人間関係や深刻な背景があったとしたら——。その前提によって、受け止め方や評価は大きく変わってくる。私たちは、限られた情報の中で物事を判断しがちだが、そこに「思い込み」が入り込むと、事実とは異なる結論にたどり着く危険がある。だからこそ、情報に触れる際には冷静に、そして多角的に物事を見る姿勢が求められる。先入観をできるだけ排し、真実に近づこうとする意識が、誤った判断を避ける第一歩となるだろう。