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3分間スピーチ

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K・Kさん(♂)

今年も残りわずかとなった。この1年を振り返ると、多くの出来事が思い出される。入社して3年目を迎えた私は、昨年と同じ部署に配属され、これまでの業務を継続しながら新たな挑戦にも取り組んだ。上半期は、担当業務を丁寧に遂行することでいくつかの案件を受注し、事業部の売上に貢献できたと考えている。この成果は、これまで積み重ねてきた知識や経験を活かしつつ、同僚との連携を深められたことが大きな要因だと思う。一方、下半期からは自身のステップアップを目的に、別事業部の案件に参画することとなった。新しい環境での業務はこれまで経験のない分野であり、最初は右も左もわからず戸惑う場面も多かった。しかし、先輩社員の丁寧な指導や助言を受けながら取り組む中で、新たな知識やスキルを学ぶことができた。来年からはさらに新しい案件に参画する予定だ。未知の業務に挑む不安はあるが、これまで学んできたことや培った経験を最大限に活かしたいと考えている。同時に、新しい環境においても周囲との連携を大切にし、チームとして成果を上げることを目指していきたい。

H・T部長(♂)

私は昔、上司から叱られるたびに「悔しくないのか?」と問われてきた。仕事の内容によっては悔しさを感じないこともあったが、自分で完璧だと思っていた仕事に対して「ここがダメだ」「こうした方がいい」などと指摘されたときは、本当に悔しい思いをした。今でも失敗すると「なぜもっとしっかり見直さなかったのだろう」と悔しさを感じる。悔しいと感じるのは、できなかった自分への後悔だ。この後悔を防ぐには、仕事の内容を丁寧に咀嚼し、要求事項を正確に把握することが大切だ。また、相手の立場に立ち、要求を一つひとつ精査し、成果物を繰り返し確認することが求められる。皆は上司に叱られたとき、本気で悔しいと思っているだろうか。この「悔しい」という気持ちは成長の原動力であり、同じ過ちを繰り返さないために重要だ。完璧な仕事など簡単にはできないし、ミスは誰にでもある。しかし、悔しい気持ちが自然に湧いてくるほど真剣に取り組み、振り返りを徹底することが大切だ。これまで真剣に取り組んできた仕事ほど、失敗したときに悔しいと思ったはずだ。これからの仕事でも同じように真剣に取り組み、後悔のないよう努力したい。そして、自らの失敗を正し、後輩や同僚にとって頼れる先輩でありたいと強く思う。

M・Nさん(♂)

株式公開と聞いてまず思い浮かぶのは、ストックオプションと持株会である。私はこれら両方の制度を経験した。ストックオプションとは、あらかじめ決められた価格で自社株を購入できる権利のことである。この価格(権利行使価格)より市場価格が高ければ、権利を行使してその差額を利益とすることができる。しかし、市場価格が権利行使価格を下回る場合、全くメリットがない。このため、自社株の価格動向を常に注視することになるが、権利を行使した後は株価への関心が薄れる傾向がある。一方で、持株会は頻繁に売買する仕組みではないため、自社株への穏やかな関心が持続する。日本企業には、この持株会の方が馴染むと私は考える。また、株式公開を果たした企業は、いずれプライム市場を目指してステップアップするだろう。私が以前勤めていた企業が東証1部に上場した際、その背景には、知名度の高い企業が1部から降格したというニュースがあった。これを機に、社内制度が世間水準以上に整備され、厳しい条件をクリアしたことに社員として誇りを感じたものである。社員が誇りを持てる環境を整えていくことで会社のランクを上げることが出来るのではないだろうか。

Y・Yさん(♂)

最近、読書がライフワークになりつつある。特に、江戸時代から明治、大正、昭和に至る歴史に関する書物を手に取ることが多い。この時代を選ぶ理由は、学校で学んだ授業ではこれらの出来事が最も簡略化されており、理解が浅かったためだ。そのため、自然とこの時期の歴史に触れることに興味が湧いている。先日、高校生向けの日本史教科書を手に取り、興味のある時代を読んでみたところ、自分が知らない事柄があまりにも多いことに驚かされた。また、最近岩手への出張が増えたこともあり、岩手出身の歴史的人物に関心が高まっている。その中でも、原敬氏と米内光政氏の二人が特に印象的だ。原敬氏は、貴族や薩摩、長州出身者が多かった官僚の中で、平民出身ながら総理大臣となり、爵位を断り続けたことから“平民宰相”と称された人物である。残念ながら東京駅で暗殺されてしまったが、もし昭和の時代に彼が首相であったならば、戦争を回避できたのではないかとも言われている。一方、米内光政氏は軍人出身で総理大臣も務めた人物である。彼は自身が総理大臣の頃、日独伊三国同盟に山本五十六氏らと共に反対したものの、失敗し内閣総辞職に至った。しかし、第二次世界大戦中には周囲の要請を受けて海軍大臣に復帰し、戦争終結に向けて大きな役割を果たした。歴史に“たられば”はあり得ないが、異なる時代に生きていればどのような展開があったのかと想像を巡らせるのも、歴史を学ぶ醍醐味の一つであろう。土壌も上がると相手のレベルも上がる。オフタイムでの会話で相手の器が分かるものだ。皆がこのような知識を得る努力をすることで企業レベルを上げていってほしい。

H・Nさん(♂)

老子の「足るを知る者は富み、強(つと)めて行う者は志有り」という格言をご存じだろうか。この言葉は、満足を知る人こそ本当に豊かであり、努力を続ける人はそれ自体で志(目的)を成し遂げているという意味だと言われている。私は一般的には定年だと言われる年を迎え、この言葉に従来にはなかった共感を覚えるようになった。人類は生活の豊かさを追求し、発展を究極の目的とし続けてきた。しかし、発展の意味を深く考えると、物質的な豊かさの追求が必ずしも幸福につながるわけではないことに気づかされる。物質的な効率や利便性だけでは虚無感を生む場合もあり、人間らしい不調和や文化、習慣の中にこそ真の豊かさがあるのではないだろうか。AIやロボットの進化により、便利さが増す一方で、その使い方を誤れば深刻な問題を引き起こしかねない。こうした状況だからこそ、老子の言葉が一層心に響く。自分の環境に満足を見いだしつつ、日々の努力を大切にし、地道に目的に向かってコツコツ生きていきたいものだ。

Y・M顧問(♂)

この時代、AI技術は驚異的なスピードで発展している。AIの活用により新たな可能性が広がる一方で、人間の業務が置き換えられる場面も増えてきた。また、利便性が向上する反面、AIを悪用した犯罪や偽情報の拡散といった課題も浮き彫りになっている。現在、質問に答えるAIや教育分野で活用されるAI、さらにはAIを搭載したロボットなど、さまざまな用途に特化したAIが登場している。しかし、この技術の発展が常に良い方向に使われるとは限らず、軍事利用の可能性など、新たなリスクも懸念される。今後、AIをより良く活用していくためには、技術の進化に倫理的な視点を取り入れることが必要だ。そして、人間への配慮として「愛」のある「AI」が求められる時代になるだろう。

R・Mさん(♀)

最近、InstagramやTwitterで便利さを感じる一方、他人と自分を比較して劣等感を抱くことがある。その結果、自分を否定し「もっとこうしなければ」と思い詰めてしまうことがある。このような感情は何だろうと調べてみると、これは「自動思考」と呼ばれ、幼少期の経験や環境から無意識に形成され、感情や行動に影響を与えるものだと分かった。私もこの思考のせいで自己肯定感が低下し、周囲に悪影響を与えてしまった経験がある。改善したいと思い、あるクリエイターさんが「頑張ったことをノートに書き出す」という方法を提唱していた。つい自分に厳しくなってしまい、頑張ったことを頑張ったこととしてカウントしない方も多くいると思うが、ゴミを出した、郵便局に行ったといった些細なことでも書く。質より量で書き出すことで自分を肯定する気持ちが芽生えるという。人は自己肯定感が低いと挑戦や積極性が欠けてしまうと言われているが、この方法は効果的だと感じた。普段から続けるのは難しいが、自己肯定感が低下したときに実践することで、自信を取り戻し、前向きな環境を作る助けになると考えている。

I・Mさん(♀)

私は目上の人やお客様と接するアルバイト経験が一度もなかった。そのため、入社してからしばらく「承知いたしました」という簡単な一言さえ言えなかった。しかし、私にとってはそれが当たり前だったのだ。入社後「承知いたしました」や「かしこまりました」という言葉が当たり前のように飛び交う環境になり、そこで初めて自分がその一言を言えないことに気がついた。意識して「言えるようになろう」と努めてもすぐに身につくものではなく、それを当たり前にするまでには2~3ヶ月ほどかかった。未だに一般常識には自信がない。会議に参加しても話の結論がどこにあるのかを判断することが難しく、上司から質問を受けても「はい」や「いいえ」の判断をする際に、自分の中でよく考えてからでないと答えることができない。そんな自分がもうすぐ社会人2年目になる。どんな人になりたいのか、どんな人であるべきか。そのためには何を「当たり前」にすれば良いのか、そして逆に自分の「当たり前」を他人の「当たり前」と決めつけないためには何を意識すれば良いのか。これらの問いに向き合いながら、自分が誇れる社会人になるためにこれからも努力を続けていく。社会人初心者としての気持ちを忘れず、考え、学び、成長していくつもりだ。

M・Nさん(♀)

先日「冤罪」をテーマにした映画を観た。無実の人が犯罪者として報道され、全国で指名手配されてしまう物語だった。その原因は、目撃者の思い込みと、警官がその情報を鵜呑みにして固定観念に囚われてしまったことにあった。この映画を通じて、自分が「知っている」と思い込んでいることと事実が異なる場合が、日常生活にも多いのではないかと考えさせられた。例えば、初対面の相手が不快な態度を取ったとき、すぐに「嫌な人だ」と決めつけるのではなく、その背景や状況を考えることで違った見方ができるかもしれない。体調が優れなかったり、
警戒心が強かったり、文化や価値観が違う等、様々な原因も考えられる。逆に、自分自身も相手に誤解を与えないよう、主観に偏らず客観的にその場を捉えることが大切だと感じた。今後は、思い込みや先入観によって事実を誤認しないよう意識し、様々な視点から物事を考える姿勢を心掛けていきたい。このような態度が、より柔軟で広い視野を持つきっかけになると信じている。

Y・Yさん(♀)

私は毎日バスで通勤している。朝の時間帯は混雑しており、座れることは少ない。ある日、50代くらいの方が20代後半ほどの女性に席を譲る場面を目にした。その光景を見て、なぜ席を譲ったのだろうと不思議に思ったが、女性のカバンに「赤ちゃんがいます」と書かれたキーホルダーが付いているのを見つけて理由がわかった。同時に、自分がそのことに気づけなかったことを恥ずかしく思った。ふとバス内を見回すと、イヤホンをつけてスマホに集中している人が多く、他の乗客に興味を持っている様子はあまり見られなかった。自分の世界に閉じこもっていると、周囲の状況にはなかなか気づけないものだ。しかし、少し視野を広げて行動するだけで、誰かの心を救うことができると感じた。これは仕事にも通じることである。自分のことで精一杯になるあまり、周囲の状況を見失ってしまうことがあるが、少し余裕を持ち、周囲がどのような状況にあるのかを把握することが重要だ。以前、先輩のちょっとした行動に助けられた経験がある。それが意識的なものか無意識のものかはわからないが、そうした行動ができる人は周囲に良い印象を与える。バスで席を譲った方や私の先輩のように、周りをよく見て行動できる人になりたい。私も意識を高め、日々の生活や仕事の中でそれを実践していきたい。